映像の仕事で何が怖いって、

 

“録画ボタンが押されていなかった”ことに他ならない。

 

 

ちなみにこの現象、

逆レックとか逆タリーとか、

呼び方は色々あるけれど、

要は、「録画押したと思っていたら切れていて、切ったと思っていたら関係ないシーンが撮れている」という、

単純だけど、文字に起こすのも憚れるほどの、ゾッとする行為。

 

 

カメラワークをミスッたとか、

明るさが飛んでしまったとか、

マイクの音の乗りが悪いとか・・・

 

録画されていないという恐怖に比べれば、全然カワイイものなんである。

 

だって、

録るべき物が録れていないとか、

ゼロはどこまでいってもゼロ。

どうにもリカバリー出来ないのだ。

 

 

録画が小刻みに行われる現場なら、

後からその部分だけを録り直す・・・ということが、できなくもないけど、

長時間モノのイベント撮影でこれをやってしまったら・・・・・・と、考えると、

たとえ想像でも、胃がキューッと縮み上がり、一気に尿酸値が高くなる勢いなのである。

 

 

昔、ブライダルのベテランカメラマンが言っていたけれど、

年に2~3回、録画ボタンが回っていない夢を見て、汗びっしょりになって飛び起きると言っていたが、

これは笑えない。

映像従事者なら、この失敗がいかにどえらいことなのかわかりすぎるほどわかっているからだ。

おまけに、ブライダルとか・・・・・・

おー、怖ッ

 

録画ボタンは光っているか?

タイムコードの数字は回っているか?

 

たったこれだけの確認を、何度も何度も心配になってやっているうちは、まだ大丈夫。

 

それを怠ったときに、この逆RECがやってきそうで・・・。

 

 

 

ちなみに先日、山の中で演者をインタビューするという仕事を請けて、

広島市内のうっそうたる山中でインタ撮影をしていました。

 

すると、

どこからか、

鹿の一家(大人の鹿2頭、小鹿2頭)がひょこひょこやって来て、

田中たちを遠巻きに見ながら、急斜面を駆け昇っていきました。

 

これは珍しいシーンだと思い、

余興で何かに使えるだろうと、録画開始。

 

最後、鹿が山頂に消えていく後姿を〆に、

録画ボタンを押して切った・・・と、思ったら、

そこから録画が開始され、よもやの逆REC。

 

し、仕事じゃなくてヨカッタ・・・・・・・(大汗)

 

 

未だにこんなことが不意にやってくるのですから、

いかに録画の確認作業が大事か、わかるというものです。

 

 

 

 

 

 

「あの鹿家族、惜しかったなぁ~・・・」

 

そう思いながら入った安佐北区可部の、某タンタン麺屋さん。

寒いから辛いものを食べようとか、そんな期待せずに入ったお店がまさかの大当たり。

 

実に、麺を味わわせてくれる、スープの辛さや肉そぼろだけに頼り切らない、

いいクオリティのお店でした。

 

 

おまけにチャーハンセットが870円とか、

ヤバすぎでしょ!

サービスしすぎでしょ。

サラダも、杏仁豆腐も、すべてがパーフェクト。

 

 

ラーメンが美味しいお店のチャーハンがマズかったことは、

今の今まで一度もございません。

 

 

やっぱり、

寒い日の撮影の後は、あたたか~いラーメンですね。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・あれ?何の話でしたっけ?そもそも。