3現場を理想的に回した話
年末は、意外と行事が多くて。我々のような町のビデオ屋さんも稼働率が高くなるのです。その中で、①午前中幼稚園②昼から別の幼稚園③夜に企業の忘年会という、時間的には棲み分けられていているものの、距離的に結構離れている場所での、撮影依頼がありました。さて・・・カメラ一台で現場から現場へ渡り歩く、というのが一番効率はいいでしょうが、クオリティ面でショボくなるのは目に見えています。お客さんが期待するのは、あくまでも「いい映像」ですからね。こっち側の都合で映像を簡素にしては、それは裏切り行為ですから。そこで、3現場すべてに事前にセッティングでうかがい、全現場で3カメ以上設置(※合計12カメ)音声収録機材もケーブルも全部仕込んだ結果、当日を迎えたわけです。あとは、現場を体一つで渡り歩けばいいわけです。全現場には、「機材の撤収は明日以降でやらせてください」のお願いも同時にしておき、それでなんとか安全に、全現場で撮影をすることができました。もちろん、すべての現場でお客さんの理解あってのことですが、この方法で複数現場をこなすというのも、これからは使えそうだなという手応えも感じたものです。また、ここで設置したカメラは、高額ではないものの、すべてが業務用ビデオカメラであり、一眼カメラでありの布陣でした。よく、同業者から「そんなに機材に投資して元は取れるのか?」と、心配されますが、まさにこういう時に真価を発揮するわけで、カメラも三脚も、例え何台あっても、困ることはないですからね。多少利益が減ろうとも、年間を通して安心を得られるのであれば、自分は喜んでもう一台、もう一台とカメラに投資します。あなたの「町のビデオ屋さん」である当社は、誰であろうお客さんのために、日々試行錯誤の毎日です。