ただ、好きなだけだったんだけどな。
それだけじゃ、だめなんだ。
当たり前だけども。

恋愛ベタらしいです、わたし。
うん。それは。自覚あり。思いっきりそうだもん。



好き、だけじゃだめなら、
好き、って何なんだろう。


ここにも書いたけれど、本能的な、好き、はそれだけじゃだめなのかな。

きっとはじまりはここなのかもしれないけれど、あくまで、きっかけと土台。

その人とひたすら向き合うこと、同じ時間を過ごすこと、同じ空間にいること。

わたしと、君。ふたり。


人と人が関わるとき、そこに生まれるひとつの「関係」。
それは、ひとつの社会みたいなもの。

広い社会の中では、たくさんの人と関わって、たくさんの「関係」があって。
そしてそれは、強かったり、薄かったり、近くて、遠い関係だったりする。
どこかが壊れても、どこかで繋がってて。
きっとうまく、バランスをとってる。


わたしと、君。ふたりの関係。
たったふたりで、つなぐ関係。
きっと、思う以上に、脆いんだと思う。

「好き」だけじゃ、すぐに壊れてしまうくらい。

たぶん、「好き」が繋いでくれるのだけど、結んでくれるのだけど、
それが解けないように、ほどけないようにするのは、もっと別の何かなんだろう。




吉本隆明が「対幻想」だなんて言ったって、
それが現実なんだ。
もしもそれがなかったら、なんて味気ない世界。



なんだかんだ言ってみても。
わたしは結局理屈ばっかりこねてしまうんだなぁ。


もっと、素直に生きていたいよ。
気持ちの赴くままに、この世界を感じていたい。


歴史なんて知らなくたって、未来が見えなくたって、
政治も経済もわからなくたって、
ただ自分を取り巻く「関係」の中で、一生懸命生きて。
笑ったり、落ち込んだり、泣いたり、怒ったり、
あー幸せだなーって感じたり。

たとえば生涯たった一つの関係しかなかったとしても。
そのひとつに精一杯になれたなら十分で。

ほんとは、ただそれだけでいいんじゃないか、って思ったりすることがたまにある。



そんな気持ちを胸にそっと秘めながら。
明日も笑っていられるようにと、願うばかりです。