サヨナライツカ

 
 永遠の幸福なんてないように

 永遠の不幸もない

 いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

 人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

 愛したことを思い出すヒトにわかれる


 私はきっと愛したことを思い出す







「サヨナライツカ」

サヨナライツカ

辻仁成さんの本です。

2001年初版発行。


今、読み終えました。



だけど正直、今の私にはわからないところが多いです。

人を愛すること。

その人と過ごした日々が、自分に測り知れないほどの影響を与え、
そして自分もその人に測り知れないほどの影響を与える。
その人が、自分の人生そのものだったと言えるほど。

自分は、こんなにも誰かを愛したことはまだ、ない。

だけど人は、こんなにも人を愛することが出来るんだ。

それを教えてもらった気がします。


男性視点なんで、そのカタチはもしかしたら違ったりもするのかな?


今まで、たくさんの人と出会ってきたし、
きっとこの先、もっとたくさんの出会いがある。

そしてそれは偶然ではなくて、すべて必然だろう。
今の自分はその必然を大切に生きているだろうか。

そんなことを思いました。

自分と向き合う人を、きちんと見つめたいです。



  「あなたは死ぬ時に、つまり臨終の間際に、愛されたことを思い出しますか?

   それとも愛したことを思い出しますか?」