三連休の最終日も穏やかな秋晴れです。
やわらかな木漏れ日を遠くになめながら、今日はゆっくりとした時間を楽しんでいます。
10月5日にアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったニュースを聞いたときは、彼がガンで長く闘病し、肝臓移植も受けていたことをかねてからのニュースで知っていただけに「来るべきときが来た」という想いでした。
ところが、亡くなって一週間も経たないのに、ジャブのように彼の存在について日々考えさせられました。
「ガレージから世界一の企業へ」
創業から35年でアップルを株式時価総額で世界一の企業に押し上げたことは、まさにアメリカンドリームです。
映画「フォレストガンプ(一期一会)」でも、ガンプが軍隊を退役後に軍の上司がガンプのためにアップルに投資をしたという話が出てきます。
映画の中でガンプが、「ダン小隊長がぼくの金をアップルというフルーツの会社に投資してくれたお陰で一生食べていくお金に心配はなくなった」と言っています。
また、「ママが言ってた。『必要以上のお金は無駄なお金』と。それでごっそり教会へ寄付した。リッチマンになったぼくは無料で芝刈りの仕事をした」と言っています。
「必要以上のお金は無駄なお金」という、ガンプママの名言も捨てがたいですね。
ガンプとジョブズ氏には「禅」という共鳴する部分があります。
スティーブ・ジョブズ氏が手掛けた製品は、ガレージで生まれたパーソナルコンピューターの「マッキントッシュ」から多機能携帯端末「iPad」に至るまで、ミニマリスト的デザインとシンプルな操作性が特徴でした。
そして、ジョブズ氏のこうした革新的なデザインには、禅の影響があるのではないかと指摘する声もあります。
ジョブズ氏は若いころインドに旅して仏教に触れ、1970年代にカリフォルニア州の禅センターに通って、日本出身の禅僧、故・乙川弘文氏と交流を深めたといわれています。
2005年、ジョブズ氏がスタンフォード大学で行った講演はとても有名です。
そのスピーチの中にも禅の「自力本願」の思想が反映されています。
「過去33年間、私は毎朝鏡の中の自分に向かって『もし今日が自分の人生最後の日だったら、今日やろうとしていることを、やりたいと思うだろうか』と問い掛ける。
そして、答えが「ノー」の日が続いたら、何かを変えなければいけないと自覚するわけです。
(中略)
自分はいつか死ぬと思い続けることは、私が知る限り、何かを失うかもしれないという思考のわなに陥るのを防ぐ最善の方法です。
失うものは何もない。思うままに生きてはいけない理由はないのです。」
この言葉の解釈は幾通りもあるかもしれません。
「何かをおこなう」という行為は、チリのように積もったモノや考えをそぎ落とすことから始めなければならないのかもしれません。
そして、禅でも説かれる「空」です。
宇宙の万物の真の姿は「空」であると言われ、私たちが日々の生活で固執したり、必要以上に欲しがることは、自らのアンテナを曇らせているかもしれません。
「スター・ウォーズ」で言うなら、「フォース(Force)」の境地でしょうか。
ジェダイの騎士、ルークがダースべーダーと闘っているときに、指導者のオビワンがルークに「フォース(Force)を使え!」と指導します。
いろんなチリを重ねていると私たちのフォース(Force)もエネルギーが下がって、怒りや欲に満たされた、暗黒のフォースに負けちゃいます。
ジェダイの合言葉は「フォースと共に在れ(May The Force Be With You)」です。
… なにか、まとまらなくなりました。
私のコンピュータは、ずっとビル・ゲイツ氏を父としてきたのに、きっとスティーブ・ジョブズ氏ほどのジャブは受けないと思う。
合い言葉は「フォースと共に在れ(May The Force Be With You)」です。