最初に登場するのは、アントニ男→アントニオ「庭師でスザ女→スザンナのおじ」
登場人物であると同時に物語の語り部となって観客をオペラの世界へと誘います。劇団ナイロン100℃の廣川三憲さんです。
役者さんですから流石!でもアンサンブルですが歌もあります。素晴らしい‼️

「時は黒船の世 ところは長崎 港が見える丘
そこに伯爵と伯爵夫人を乗せた黒船がやってまいります」


こうして始まります。

イタリア語と日本語が入り交じりますが、字幕スーパーも流れますしオペラを知らない方にも楽しめます。

指揮者の井上さんは、スタイルよく踊るように指揮をされ、途中アントニ男と会話して、大入り袋を見せたりと参加され楽しそうでした。

野田秀樹さんの演出の舞台は、過去に何度も観劇してますが、今回のオペラ演出は特に素晴らしかった!
歌舞伎の要素を取り入れたり、
文楽の要素が入ってたり、音楽をわかって上手く演出されるな~と何度も感心しました。

40年くらい前に、私も
『フィガロの結婚』で伯爵夫人を歌いましたので、「ここをこう演出するんだ~!」とか
「ここはこう歌ったほうがいいのにな~。」とか色々な思いで聞いたり見たりしてましたが、
特にフィガ郎→フィガロの
大山大輔さん
スザン女→スザンナの
小林沙羅さん
声も演技も、なかなか素敵‼️

そして、
ケルビーノの村松稔之さん。
メゾソプラノではなくカウンターテナーのケルビーノは初めて聞きましたが、なかなか素晴らしかった!

バルバ里奈→バルバリーナの
コロンえりかさん
もいい声でしたね。

細かくあげれば沢山ありすぎますのでこれくらいにしますね。

カーテンコールでは、井上道義さんも野田秀樹さんも舞台上に。
音楽も演劇も素晴らしく二倍楽しめ、最後は感動して涙しました。そしてエネルギーをもらいました。
声は出せないので、スタンディングで精一杯の拍手を贈りました。

本当に、
ありがとうございました‼️

ご案内下さったK様。ありがとうございました。

劇場でもらったチラシを見たら、次々オペラが始まるようですね!
怖がり過ぎず、みんなが注意しながら前に進む事を望みます!

*当日はTVカメラが入っていたようです。いつか放送される事も望みます*