圧倒的にクオリティーの高い芸術‼️
今の時代に素晴らしい芸術に出逢えた事に感動と感謝でした!

市松模様の座席ではなく、あの大ホールがほぼ満席になる。
この時代にこんなに素晴らしい出会いがあるとは、はっきり言って思っていませんでした。

しかも素晴らしい指揮者と素晴らしい演出家による、今までに出会ったことのない芸術。

観客も咳ひとつすることなく真剣です。勇気を持って劇場に足を運んでらした事でしょう!

パンフレットで野田秀樹さんが言ってらっしゃいます。

「当たり前のように『マスク』をして、当たり前のように『新しい生活様式』などと口走っている。いつの日か、そんなことが『当たり前ではない』ということが『当たり前』になる暮らしに一刻も早く戻りたい」「この『フィガロの結婚』が少しでも『当たり前』に戻っていく先駆けとなればと切に願う その願いが、この『フィガロの結婚』の歌手たちの『肉声』にのって、演者たちの『肉体』に宿って、マスクで埋め尽くされた客席に届くと信じている 私たちは、生の肉体を、肉声を、人々の前に届けてこそ、『舞台を生業とする者』と言える。それが私たちの『当たり前』なのである

指揮者の井上道義さんは言ってらっしゃいます。

「勇気を持ってホールを早期解放したのは神奈川のミューザ川崎と東京交響楽団でした。全員PCR検査をしたりしてのファーストペンギン飛び込みだった。紗幕を付けたり歌手間を空けたりする、異常な演出ではなく、5年前と同じ超密舞台だ。だが真夏の練習中から今までキャストもスタッフも誰一人鼻風邪さえ引いていない。入国出来なかったキャストに代わった3人の努力もあり、5年前よりも更に魔術的な時間をお届けできることに感謝です。
希望を捨ててはいけない、人は過去を大事にしすぎてはいけない、と狂ったこの年、秋が来たが、やっと気付いている。」

この企画を考え、そして実行された、指揮者であり総監督の井上道義さんに大拍手を贈りたいです‼️
ありがとうございました。
『ブラボー!!』

次に続きます。