Dig up masterpiece ろっかばいまいべいびい | 田中 賢一郎のブログ

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名盤を勝手に紹介
第1回は西岡恭蔵さんの「ろっかばいまいべいびい」


  西岡恭蔵さんといえば「プカプカ」の人というイメージが強いと思いますが他にも数々の名曲、名演を残されています 

 1970年代初頭フォークの聖地のひとつといわれる大阪の喫茶店「ディラン」には西岡恭蔵さんだけでなく大塚まさじさんはもちろんのこと後のフォーク界を代表するミュージシャンの方々が集い親交を深め音楽活動を広げていったそうです 

1972年に1stアルバム「ディランにて」を発売その後1973年はっぴぃえんどの解散ライブへ参加を経て1974年2ndアルバム「街行き村行き」を発売「ディランにて」はアコースティックなバンド編成の作品ですが「街行き村行き」そして3作目の「ろっかばいまいべいびい」からは細野晴臣さんがプロデュース作品になり当時の細野さんの趣向がすごく反映されているように思います 


「ろっかばいまいべいびい」(日本フォノグラム1975年7月25日)

1.ジャマイカラブ 
2.踊り子ルイーズ 
3.ファンキードール 
4.めりけんジョージ 
5.あこがれのニューオリンズ 
6.ろっかばいまいべいびい 
7.今宵は君と 
8.3時の子守唄 
9.ピエロと少年 
10.夢の時計台 

 1〜5は元はっぴぃえんどの鈴木茂さん率いるHuckle Buckが中心のエレクトリックなバンド編成はっぴぃえんどや鈴木茂さんの「Band Wagon」のような雰囲気で歌が西岡恭蔵さんという最高の演奏が聞けます 
2での金子まりさんの歌も強烈で異国の下町の匂いが漂うA面 

 6〜10は細野晴臣さんがクラリネット以外の楽器を全て担当したアコースティックな編成 
タイトル曲6をはじめ西岡恭蔵さんのどこか哀愁漂う歌唱がきけます
9のギターのテクニックと語りの表現が素晴らしくそのまま最後の10を聞き終わると小さい時に楽しい時間が終わった後悲しくなった気分を思い出しました


どこか懐かしい気持ちになり心温まる名盤だと思います


是非手にとって聞いてみて下さい!!