天体の組み合わせが持つ特徴の共通点と相違点を対比させて説明 ⑤パターン
① 太陽 ― 月
共通点：ホロスコープの中に置いて本人が最も性質を自覚しやすい個人天体
ルミナリー、ライツともいう・鑑定の骨組みをつくる主役です
太陽の相違点：
直視できないほど強く輝く
公転周期1年の公的生活を司る
占星術においては男性原理の昼の天体
（突き進む父性・理論的・積極的・主体的・分割･区別･現実を切り開く）
神話で対応する神の名 アポローン ・ヘーリオーン・
設定キャラ： 熱と光輝きを放ち生命と活力を創造するバイタリティ溢れる神
神の名に由来する太陽の個性
人が持つ様々な能力を発揮させ、試練を乗り越える為の努力の方向を示唆し
意識の目覚めと自己実現を促すよう働きかけます ※女性にとっては夫運を暗示
月の相違点
約27.3日で地球の周りを公転する衛星で太陽の光を反射して輝きます
昼も夜も観ることができます
女性原理の天体 （受け入れる母性・直感的・受動的・受容的・調和を図る・一体化）
神話で対応する神の名 女神アルテミス（弓と狩り・森の獣たちの女神）
設定キャラ セレーネ（月光の女神）力と、ヘカテー（大地の女神・魔術の女神・ケルベロスを従える冥界の女神）の魔力と女神アルテミスの力が統合されており、全ての天体の影響力を吸収し放出する性質を持つことから、夜と、その関連を支配します
神の名に由来する月の個性
私的な生活を司り、人の感受性、反応能力、感情、気分を支配して気質を決定します
※ 男性にとっては妻運を暗示
② 月―金星
共通点 ：公転運動しながら満ち欠けを繰りかえす個人天体
女神が管轄する天体
月の相違点： 月 ― 太陽 と重複するので一部割愛
地球の衛星で、約27.3日の周期で公転している
夜も日中も見ることができます
女神アルテミス（セレーネ・ヘカテーの力が統合されている）の力を持ち
人の神秘的感覚・直感・素の自分の内面に潜む深い感情を担います
※男性にとっては妻運を暗示
金星の相違点： 太陽を公転225日で公転する惑星・朝方と夕方に観ることができます
内惑星なので真夜中はみることができません。昼も太陽の近くで輝いていますが太陽光が強すぎる位置にある時はみえません
※男性にとっては恋人・愛人運を暗示
金星の神話で対応する神の名 女神ヴィーナス ・アフロディーテ
設定キャラ 愛と美・芸術の司神
平和を愛し華やかで甘味のある贅沢な生活を望む
抜群の美的センスに愛欲とエロスの力で複数の神々と関係を持つ
神の名に由来する金星の個性
他者を惹きつける魅惑力・芸術・音楽・美的センスを担います
恋愛・和合・調和に向き合うための対外的な感情を管轄
倫理的な概念には疎いけれど
彩りある人生、贅沢、快楽を全て肯定するので
金星の影響を強く受けると Ｌａ-Ｖｉｎ-Ｅｎ-Ｒｏｓｅ 人生バラ色～！
となります
③ 太陽 ― 火星
共通点：男性原理的な活力に満ちた個人天体
四大元素 ： 熱く乾いている
エレメンツ ： 火 興奮しやすく向上心が高い・行動力がある
太陽の相違点 ：太陽―月と重複するので一部割愛
占星術においては男性原理の昼の天体
直視できないほど、強く輝き熱を放出する生命の源
人が持つ様々な能力を発揮させ、試練を乗り越える為の努力の方向を示唆し
意識の目覚めと自己実現を促すよう働きかけます ※女性にとっては夫運を暗示
火星の相違点：火星は公転周期225日の赤く輝く惑星
古代では破壊的な災害・戦争・を占うとき重要視されました
生命を死に追いやり、無駄なものを淘汰し勝ち抜いて生きる力を担います
配偶者を得るための闘争本能とも関ります ※女性にとっては恋人を暗示
神話で対応する神の名 軍神マルス（アレース）：戦いと軍隊を司る神
設定キャラ ：他者を打ち負かすことで、自己の優位性を実感する性質から
争いと不和を好み容赦なく闘争の種を撒き散らかすので、ギリシャでは嫌われましたが、領地拡大を正義だと考える戦争好きのローマでは崇拝され名誉挽回
神の名に由来する火星の個性
人が障害に直面したときは、生存本能と征服欲と攻撃性を刺激して
断固たる態度で戦い勝利できるよう強い意志と活力を授けます
火星の力が強く作用すると戦いに挑む勇気をチャージしてくれるので
負ける気がしないはず
④ 水星 ―金星 ―太陽
共通点：個人の特徴の核となる個人天体
これらの天体は夜中に見ることができない
(水星と金星は内惑星)
水星の相違点 ： 水星は公転周期88日と速い速度で公転する惑星
逆行する時は輸送・通信・伝達機関に混乱が及ぶとされています
神話で対応する神の名 ヘルメス（マーキュリー）。
設定キャラ 頭の良さを父ゼウスからかわれ、神々の使者として飛び回り、死者を冥界に送り届ける役目も担い、旅・輸送・通信・伝達・商売・富と幸運・知恵を司る神となりました
産まれた当日に兄アポローンの牛を盗み、それを見つけた老人を買収して隠ぺい
数頭の牛を食べ残りの牛を隠した後、何食わぬ顔で産まれた洞窟に戻り眠っていたところ
兄アポローンが隠された牛を占いで見つけ激怒して迫ったところ、自作の良い音色を奏でる竪琴をアポローン贈り和平交渉を成立…この出来事から、トラブルに遭遇しても狡猾に立ち回り利を得てしまうしぶとさが評価され詐欺師・盗人・賭博の神も兼任することになりました
神の名に由来する水星の個性
太陽が目指す自己実現力をサポートするための思考力・理解力・認識力・物を描く力・
判断力・情報収集力・コミユニケーション能力・と、一切の精神的能力を管轄・
本人の性格の一部を形成する、知的適正や職業的有能さは水星が担い
学習することで素早く反応し行動できる能力を授けます
金星の相違点： ②月 ― 金星 と重複するので一部割愛
公転周期225日内惑星で満ち欠けします
芸術・音楽・美的センス・贅沢・恋愛・レジャー・平和と和合・愛欲とエロスの力・
他者を惹きつける魅惑力など、対外的な感情を担います
太陽の相違点： ①太陽―月 と重複するので一部割愛
直視できないほど強く輝く熱と光輝を放つ生命と活力の源泉
公転周期1年の公的生活を司る
占星術においては男性原理の昼の天体
人が持つ様々な能力を発揮させ、試練を乗り越える為の努力の方向を示唆し
意識の目覚めと自己実現を促すよう働きかけます
⑤ 木星―土星
共通点：公転速度が遅い社会天体
この影響から同学年や同期、同世代で集まった時
共通する常識と感覚を実感できる
相違点：木星の公転周期は11.9年
ホロスコープでは最も力のある天体
大きくすること・広げること、豊かになる事が、たやすいことのように思え
前向きチャレンジしてみたくなる気持ちなります
影響力が良いと相応に成果も得られるので幸運を招く天体とされています
神話で対応する神の名 ゼウス（ジュピター・ユピテル）
設定キャラ ：ゼウスは、父親である神クロヌス（土星を管轄する神）と戦い勝利し
オリンポスの最高神になり世界を支配。
クロヌスに呑み込まれた兄弟姉妹の神々を吐き出させ解放し、困難と障害に屈することなく戦ったことでポジティブな精神と優しく情け深い慈愛の心を担う神とされました
神の名に由来する木星の個性：
ゼウスは産まれ落ちた時から、様々なピンチを切り抜け神々の頂点に立ったこと
から幸運を授ける力を持つとされました。
楽天主義の愛されキャラで疑いを晴らし敵をも味方にするエネルギーを放ちます
木星の影響が大きい産まれの人は、ゼウスが多くの妻と恋人を得たように
異性を誘惑する抜群のセンスに恵まれているので、本気になれば成功率も爆上がりです
相違点：土星の公転周期は29.5年
苦手な事、コンプレックス、欠点…できれば、ふれないでおきたいものをつくり、強制的に向き合わせ乗り越えるよう働きかける木星と対局の作用をする厳しい天体です
神話で対応する神の名 ：クロヌス （ 農業神：サトルゥルヌス）
設定キャラ ： 時間を管轄し、制限・束縛・困難・を司り、老成と晩熟とを尊ぶので物事を遅らせる陰キャラです
神の名に由来する土星の個性： 生命に終わりがあるように、あらゆるものごとに（制限）が存在することを知るよう仕向けます
全ての事柄に長期の忍耐と努力を必要とする厳しい障害を設置します
限りが定められた時間の中障害を乗り越え、自分には何が出来るのかを模索し、どう生きるべきか気づき成長した人には、晩年の成功と安泰が約束されます