
通された喫茶室で美味しいお抹茶をすすりながら
朝食の説明を受けた時の瞬間感想であった。
毎朝催されているらしい、大餅つき朝食会。
オーナーが大切に育てたもち米を使い
宿泊者参加型で繰り広げられる、お宿のおもてなし大イベントである。
朝の館内放送が響き渡り、宿泊者は皆 大広間へと集まる。
一本の木から、くりぬいて作られたという大臼

やんちゃなお子ちゃまから、筋骨隆々な大人の
美味しくな~れの想いを、その落ち着いた懐で受け止める。

とうてい、火傷をしそうな出来立て餅でさえも
餅きり職人の手にかかれば、手のひらで素早く
形作られていく。素晴らしい。もはや伝統芸の一つだ。
そして、美味しいお餅は色とりどりのお洋服を
着せられ、私たちの前で挨拶をする。
黄な子ちゃん、あずきちゃん、納豆くん
うこんくん

大根ちゃん、お雑煮くん。

「食べて~食べてぇ~美味しくたべてぇ~」と
言われても、胃袋には限界がある。
背後には、とびっきりの笑顔の仲井さんが
お代わりのタイミングを待っている・・・
もはや、お餅のわんこ蕎麦状態である。
フードファイターになりたければ、年代別に歴代記録に
挑戦することも出来るらしい。
突きたてのお餅がこれほどまでに、美味しいとは
「私も・・・大食いに、挑戦してみようか・・・」
などという文字が脳裏をよぎる。
でも、やはり、無理だった。胃が悲鳴をあげはじめた頃
ファイターになるのは、諦めた。
しかしながら家族の中では優勝だった(笑)
おしまい

ちなみに、私は10皿以上食べました。それにおかゆも。
お餅がこんなに美味しいものだとは、目から鱗でした。
夏休みという事もあって、家族づれの方も多く
お子さまたちも喜んでお餅つきに参加していました。
袖触れ合うも~の一体感を感じられた
大お餅つき朝食会でした また、行きたい~

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