結婚して10年間、
夫に対する歯痒さに悩んでいた。
よく分からない話のトリック。
ふざけたような話のトリック。
見事に引っかかる私は、
怒りの渦に巻き込まれた。
そのトリックは、
複雑なものではなく
ポカンとなるもの。
でも、本人は本当のように言い張る。
私は❓💢
そんなおかしなことを本気で言い張るわけ❓
いつも腹が立っていた。
しかし、今までの気持ちが吹き飛ぶような出来事があった。
子供と夫がお風呂に入っていた。
すると、桶が落ちてヒビが入ったらしく、(息子が割ったのではなかったらしい)
夫の厳しい声が聞こえてきた。
そして、夫は、息子の方を見ながら怒っているのだが、
「〇〇を怒っているのではない。」
と言っている。
息子は、お風呂から出てきて、
「自分の方を向いて怒っているのに、
怒っていないわけない!」と言った。
そして、「お父さん、もうあっちに行って」と言った。
夫は、息子の方を向いて怒っても、
それを自分のせいと取るなということ教えたかったと言った。
は❓
私は、今まで苦しかったトリックを
息子がお父さん、おかしい!と言ってくれたことで
救われた気がした。
この話だけでは、何のことか伝わらないかもしれない。
そして、文章にするのもおかしいようなトリックの数々。
夫の不思議な会話についていけなくて、
もうダメだと思うこともあったが、
子供が分かってくれたことで救われた。
そして、これからは、夫のおかしなトリックの話を
心の中で笑おうと思った。
それは、夫にとっては生きるための手段なのかもしれない。
真実は分からないが、
そのことは放っておこうと思えた日だった。
きっと深入りしなくていいことなのだと思った。
そして、そのことにようやく気づけさせてもらえたことに
ありがとうと言いたい。
きっと、人はうまくいくようにできている。