テイルズオブシリーズの最初のタイトル、
「テイルズ オブ ファンタジア」が発売されたのが、
1995年１２月だから今から、２０年前。
それから現在まで、
たくさんのタイトルを出すことになる。
会社自体もウルフチームから日本テレネットに。
2003年には「ナムコ・テイルズスタジオ」となり、
テイルズシリーズに特化した、ナムコの子会社となる。
発売元はナムコ。現在のバンダイナムコゲームズ。
テイルズがビックタイトルで売れただけに、
スタッフや上の人間が、入れ替わったり、
辞めたり、独立したり、僕の知らないところでも
様々な人間模様や大人の事情があった。
最初、日本テレネットは僕が就職したときは、大塚に
あったが、その後、高田の馬場に移る。
まあ、こういう流れの話しはこのあたりで。
僕が在籍していた1992年から2010年位までの
テイルズの音楽は基本的には桜庭統さんと僕が
作っていた。それ以外にも数人関わっていたが。
僕と桜庭さんの音楽の割り振り方は、きっちりとは
決まっていなかったが、僕が街や村のフィールドや
ダンジョン、桜庭さんがテーマや戦闘シーンと、
いつからか、担当することが多かったが、
その逆もあった。
とにかく桜庭さんは、、
プログレバンド出身ということもあり、
ボスキャラなどの戦闘シーンなどは音数もすごく
変拍子も多くて、音楽の感覚が天才的だった。
理論というよりは感覚的な人だったけど、
オーケストラアレンジなどストリング系も上手かった。
人間的には口数は決して多くないけど、
すごくやさしくて、僕の上司だったけど、
僕が少し年上ということもあってか、
いつも敬語を使ってくれた。
彼がいたので、僕は非常にやりやすく、
結果的に、１８年も居ることが出来たと思う。
日本テレネット時代は、
テイルズオブシリーズ以外のタイトルも作っていた。
パチンコの実機の音楽などもその１つで、
それはそれで面白かった。
途中から効果音専門の人を入れるまでは、
ジングルや効果音も嫌になるほど、たくさん作った。
たまにネット上でテイルズの曲に関して、
これは桜庭、田村、どちらの曲だ、
と目にするが、上記の分け方では
あったけど、聴いても僕自身分からない曲も
結構ある（笑）、というのが本音。
戦闘曲を作るときもあるんだけど、
桜庭さんの影響や少し寄せようと気持ちもあって、
桜庭さんと似たような曲になる場合もあった。
Tales Of Phantasia で有名になった戦闘曲。
「Fighting of sprit」
は僕の作品だ。
この曲は、歌モノを作る感じで作った曲。
もうYouTubeやニコ動で
いろんなアレンジバージョンがアップされていて、
どれが僕のアレンジかわからないのもある。。。
幾つか聴いて下さい。
「Fighting of sprit」／Tales Of Phantasia
「Fighting of sprit」SENS version
「Fighting of sprit」Arrange
こうやって、曲が一人歩きするのが、
一番うれしく思う。
Twitterでテイルズのことをブログで
田村が書いているというのを幾つか目にしたので、
今日は、テイルズ関係について書きました。
続きは明日！！
では、今日も～～
Enjoy your Life & Music！！
【本日の逸曲】
僕が３０才になって就職して、しばらくして、
発売された大好きな曲。
気をてらってなくて、自然にすぅ～と入ってきて、
メロディアスだから、これ売れるな、と思った。
フォーク調なんだけど、しめっぽくない感じ。
あとで、ドラマの主題曲と知った。
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