気になる物メモ//田村知之  気になるしょうゆ:佐賀海苔とろとろしょうゆ

香り高くコクのあるしょうゆにとろりと溶け込んだノリ。創業110年を迎える佐賀市のしょうゆメーカー「丸秀醤油」が、九州新幹線全線開通に合わせて発売した「佐賀海苔(のり)とろとろしょうゆ」(税別330円)が話題を呼んでいる。【田中韻】

文字通り、とろりとした質感とノリの風味が特徴。同社の秀島宣雄社長(61)が、ノリに含まれる食物繊維ポルフィランに抗酸化作用や高血圧予防効果があることに着目し、約3年かけて完成させた。同社はこれまでにも、穀物アレルギーに配慮したしょうゆやみそなどを開発し「機能性の高い食品作り」が身上。

また、ノリのつくだ煮「佐賀海苔ぶっかけ」(税別470円)も同時発売した。県産大豆、赤米など五穀、レンコン、ゴボウなど11品目をノリと煮詰め、栄養のバランスも取れる。

卵かけご飯やうどん、餅などに使えば風味を豊かにし、料理のバリエーションを広げられる。秀島社長は「日本一の品質を誇る佐賀のノリを調味料でも味わって」。

メモ:田村知之