【英語を教える】Do you have a pen?の返しは、どうあるべき?
【英語を教える】Do you have a pen?の返しは、どうあるべき?おはようございます。英語を教えながら英語の先生の先生をしています、ミツイです。先日、Xにてこんなポストがされていたよ、と生徒さんが教えてくださりました。 Do you have a pen?って聞いたら、Yes, I do.って返す生徒じゃなく、Yes, here you are.って返せる生徒を育てることを目指している。というか、英語教師全員目指してほしい。— 中学校教員英語F (@h_moon2211) February 1, 2026これについて思うことがいくつかあるので今日はそれについてお話をさせていただこうと思います。まずはDo you have a pen?の返事として正しいのは Yes / No。なのでYes, I do.でもいいし、No, I don't.でもいいです。Here you are.と返答すべきシーンは明らかに相手がペンを欲している時なのでしょうがそういう時は大抵、相手がDo you have a pen that I can borrow?と聞いてくるでしょう。もしくは、Yes, I do.(ペンを持っています)と答えた後に、May I borrow that?と聞いてくるでしょうからその後に、Of course, you may.とか、Yes, here you are.と言ってペンを渡せばいいわけです。 もちろん、Yes, I do.と答えた後に自らDo you need one?とか、Do you wanna use it?と聞いてあげても良いですよね。 この「一回、相手から聞かれるというやり取りを挟む」というのは受け答え側の「気の利かなさ」ではありません。日本はハイコンテクスト文化で言語情報よりも文脈や関係性、非言語要素(表情、沈黙、空気を読む)に依存する文化です。(いわゆる「察する文化」)逆に例えばほとんどの英語圏では(アメリカやオーストラリアなど)文脈よりも言語情報を重んじます。そのため、前提をも含む情報をも明言化していかなくてはいけないのです。ですので「一回、相手から聞かれるというやり取りを挟む」というのは英語圏では至極普通のやり取りであり、むしろDo you have a pen?と聞いただけで、いきなりペンを差し出されて「はい、どうぞ」と言われたところで「いやいや、単に気になっただけだから」「いやいや、欲しいなんて言っていないから」となってしまう可能性のほうが、圧倒的に高いのです。 ただ、このポストの投稿者さんは、おそらくプラグマティクスの話をしたかったのでしょう。文字面の英語の正しさだけにとらわれるのではなく「対話の相手の意図することを汲み取りましょう」という感じで。このレベルまで教えてほしい、というのがこの投稿者さんの願いなのでしょうね。私も、生徒には教科書通りの英語ではなく自分の経験や知識のうえに成り立つ「自分らしい英語」を駆使できる、ということを目標にしてもらいたいのでこの投稿者さんの書かれていることに賛同します。そうでなくとも、日本の英語界隈ではTOEICの「いたって普通のPragmatics関連の問題」を「いじわる問題」と表現する低レベルな学習者や指導者もいるくらいですから。なので、そこはきちんと受け取って。でも、ちょっと出された例がよくはなかったよね、というだけのお話なのだと思います。ただ、やっぱり確実に言えるのは…文字数制限のあるX(旧Twitter)ではあまり専門的な議論はできないしすべきではない、ということ。文字数制限に合わせて書こうとするとどうしても文章がかたくなってしまう。私自身は理解できる文章ではあるわけですがそうしたかたい文章に拒否反応を示す層というのは一定数いて。どう考えても私はMassリーチに適していないなとそして、そこを楽しいとも思えないなと。 そんなことの再確認となった時間でもありました(笑)。自分の考えたことを、こうして自分の言葉で自由に文字数制限なく表現出来るブログという世界がやっぱり私は一番好きだし、私という人間の人となりを知ってもらうのに一番いいツールだと思っています。皆さん、いつも読んでくださってありがとうございます。Happy Learning & Happy Teaching!!!!!◆2月、ETAJでのひとつめの勉強会はこちらです。◆こちらも良かったらどうぞ(^^♪