【リスニング】「無条件」という究極 | コーチのための傾聴情報局

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こんにちは、リスニングコーチの田村です

 

聞き手の態度として重要であるとされる中核三条件

 

・自己一致

・無条件の肯定的関心

・共感的理解

 

最近、私の中では、つまるところ二つ目の「無条件の肯定的関心」に集約されるのではないかという考えが醸成されつつあります

 

もっと言うと「無条件」

 

すべてはこの一言に集約されるのではないかとさえ思ってしまいま

 

 

というのも、「肯定的」というのはある意味評価になってしまうことがあるからです

 

何かを「良し」とすることは、同時にそれ以外を「悪し」とするというメッセージにもなってしまいます

 

だから、すべてを肯定するということは結局「無条件」

 

これに尽きるのではないかと思うのです

 

まさに、先日ロジャースの文献から引用した「沈む夕日を見守るがごとく」の境地です

 

 

その「無条件」をもって自分(聞き手)を見れば「自己一致」になる

 

同様に相手(話し手)を見れば「共感的理解」になるのではないか

 

だから、結局すべては「無条件」

 

中核三条件すらも、この一言に尽きるのではないか、というわけです

 

 

この「無条件」の態度を「リスニング(傾聴)」と呼ぶか、「コーチング」と呼ぶか、はたまた別の何かと呼ぶか

 

一点の混じりっ気も許さない「無条件」という究極の条件

 

これを何かの一部として取り入れることは、果たして本当に可能なのでしょうか?(意味深)

 

私も引き続き検討していきたいと思います!

 

あなたはどのように感じましたか?