さてさて、昼の部最後の演目は、
『恋飛脚大和往来』の「新口村(にのくちむら)」の段。
泣ける、泣けるわ〜
我當さんの孫右衛門もいいんですが、
仁左衛門さんの孫右衛門もまたいいんですよね。
義理と人情で揺れるんですが、
上方はやっぱり人情です!!!
万歳が出るのは珍しいのかな?
文楽ではよく見るんですが。
詳しい方教えて下さい。
その万歳&才蔵は、松江さん&亀鶴さんコンビ。
最初の演目の近江&八幡でもご一緒でした。
【観劇ワンポイントアドバイス】
この芝居に出てくる言葉をおぼえておきましょう。
「きゅうりを切る」
「久離(きゅうり)を切る」と書きます。親子の縁を切ること。勘当ですな。
けっこう泣ける場面で、何度か出てくる台詞です。
ちがうものを想像されませぬよう。
ちがうものを想像すると、悲劇なのに自分だけ喜劇になってしまいます(体験談)
ちなみに、孫右衛門が梅川さんに、ちり紙を渡すところで、
「ちり紙交換」というワードが浮かんでも喜劇になるのでご注意ください。