八ツ橋花魁(やつはしおいらん)の笑み | はじめての歌舞伎!byたむお

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演劇界の表紙は尾上菊之助さん。
たむおは観にいけなかった、
新橋演舞場での『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』
での八ツ橋花魁。

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こんな表情?
少し驚いておりました。

いわゆる「見染め」の場の笑みの場面、
田舎ものの佐野次郎左衛門を
美しさのあまりに、ぼおーっとさせてしまう笑み。
次郎左衛門を通して、観客もうっとりとしてしまう表情。


玉三郎さんに、八ツ橋のお役を習ったということは
知っていたので、整った美しさのなかに、
お酒の酔いも手伝ったのか、すれちがった
次郎左衛門のほうを見て思わずこぼれる笑顔


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これを想像してました。



動画では再生開始して2秒くらいの笑みです。

ところが、『演劇界』の表紙はこの笑み。
もう一回どうぞ。

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ほら、ちがいますよね。

???と思っていたら、わかりました。



音羽屋(尾上菊五郎、菊之助)ホームページに、
「菊五郎・菊之助 役者のことば」というコーナーがありまして、
そこでは月に一度くらいのペースで、
菊五郎さん、菊之助さんがコメントを書かれています。

昨年の12月27日、一年の舞台を終えられた
菊之助さんが、一年間のそれぞれのお役、舞台を
振り返った文章をつづられています。

ぜひ、ご一読ください。
音羽屋(尾上菊五郎、菊之助)ホームページ

読ませていただき、十二月の八ツ橋、
全盛期の吉原の象徴としての笑み、
納得です。

ああ、観たかったなぁ。

それにしても、尾上菊之助さん、
正解のない世界で常に最善を目指す葛藤の様子、
意気込み、真摯な姿勢、ひしひしと伝わってくる文章でした。

カッコエエ、惚れる~ (って、おっさんに惚れられても迷惑でしょうが‥)

「音羽屋~!」





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