中村座の襲名には、各方面からのお祝いとして、
「花」ではなく「飾り絵馬」
2階のロビーに、ずらりと(それでもごく一部でしょうが)飾られてありました。
野田秀樹さんとか田中麗奈さんとかの芝居関係の方だけではなく、
東京事変とか私の愛する『新ばし しみづ』さんとか『鮨まつもと』さんまで。
寿司のことはおいといて、後半です。
まずは、『雨乞狐(あまごいぎつね)』 舞踊劇です。
はじめて観ました。それ以前にポスターを見て、
源九郎狐(げんくろうぎつね)そっくりと思っていたのですが、
その子孫という設定だったのですね。

劇のストーリーで感動するのもいいですが、
舞踊での感動は(ほんとにいい舞踊だと)、
心の深いとこまでズドーンときていいですねぇ。
そして最後は上方の人情劇
『雁のたより』です。
芸達者な翫雀さんの町人役、
関西の劇場のお客さんの心をわしづかみです。
町人の髪結いの翫雀さんに惚れてしまう、
お殿様の妾(めかけ)の中村壱太郎さん(翫雀さんの長男)と、
その恋を邪魔しようとする企ての片棒を担ぐ女の扇雀さん(翫雀さんの弟)。

最後は、まあ歌舞伎ではよくある話だとは思ったけれど、
急展開だったので驚きました。
さて,芝居がはねた後は晩御飯です。
大阪ではどこにしようかといつも悩んでいましたが、
坂東彌十郎さんが 4日ほど前にツイッターでつぶやいていらっしゃった、
フレンチビストロ『ヴィスコ』さんへGO!
感動でした。終電ヤバかったけど。