実家に帰るとたまに
父から「○○才になった」と話しかけられてた。
多分話のネタとして話しかけてきたのだろうけど
今思えば誕生日を祝って欲しかったのかもしれない。
そう云えば、まともに親の誕生日を祝ったことがなかった。
70歳や80歳のときもそうだし
定年退職したときも気に留めていなかった。
せめて90歳のときにお祝いを伝えようと電話をかけたが
耳が遠く、電話に出るのが億劫になり
電話をとった母から、嫌がってると言われ
電話の向こうで父が電話に出るのを
嫌がってる声が聞こえてた。
父の声を聞くのはそれが最後になった。
父の日や母の日に何気に物を贈るより
節目である誕生日を祝う方が
喜んでもらえたかもしれない。
親のことに無関心だった。