こんにちはかっぱさんです。
まだまだ残暑がきびしい日々が続いています。
熱中症に気を付けていきましょう。
認知症基本法が施行され9月が「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。
世界的にも「アルツハイマー月間」、「アルツハイマーデー」として各地で認知症の啓発活動が行われいています。
関心のある方はお近くのフォーラムへ参加して見て下さい。
今回は「グリーフ」についてお話します。
グリーフとは
グリーフとは、直訳すれば「深い悲しみ」や「悲嘆」を意味する言葉で、大切な人を失ったときに起こる身体上・精神上の変化を指します。
大切な人やペットとの死別以外でも、離婚、引越し、職を失くしたときなど、私たちはグリーフを経験します。
グリーフは喪失に対する自然な反応で、その要因は様々です。
グリーフとは常に水面下にあるもので、突然予想もしていない時に襲いかかってきます。
ショック、否定、怒り、後悔、深い悲しみ、不安、孤独感など、グリーフにはさまざまな感情がともないます。
最愛の人の死後涙が止まらない人もいれば、しばらくの間ショックで悲しみを感じない人もいます。
どちらが正しいというわけではなく、両方ともその人なりの自然なグリーフの症状なのです。
また、グリーフは体や思考にも影響を与えます。
物忘れが激しくなったり、物事に集中できなくなったり、体がだるく疲れやすくなったり、食欲の変化が現れたりする場合もあります。
また次のような症状が起こります。
- 物忘れがはげしくなる
- 何か言いかけて、忘れてしまう
- 物事に集中できない
- 沢山の人と一緒にいても寂しくなる
- 溢れ出すような気持ちに圧倒される
- テレビや映画を見ていたり、本や新聞を読んでいるときなどに突然イライラしてしまう
- 理由もなく泣き出す
- お正月、誕生日、結婚記念日、母の日などに大切な人を亡くしたという気持ちでいっぱいになる
- 気持ちが落ち着いた時期が続いたと思うと、突然理由もなくうつになる
- 大切な人が亡くなったという事実が信じられない
- 夫婦、兄弟、親子などを見ると亡くなった人を思い出し、突然悲しくなる
- 懐かしい場所に行ったり、亡くなった人がつけていた香水のにおいなどをかいだりすると、突然悲しくなる
- 周囲の人が自分の心の苦しみに気づかない、ということに驚いてしまう
- 亡くなった人の写真を思いがけなく見つけると、心が突然揺さぶられてしまう
- 人生が虚しく感じ、意味がないものに思える
- 夜眠れない
- 亡くなった人が頻繁に夢にでてくる
- 体がだるく、疲れやすい
- 楽しいことをすると、罪悪感がある
- 大切な人が、死によって苦しみから解放されたことにほっとしている。そしてそう思う自分に罪悪感を感じる
- 大切な人の死を防げなかった自分に罪悪感を感じる
- 食欲がない
- 今までやっていたことに興味がなくなった
- 忙しく予定をたてて悲しみをまぎらわせようとしている
- 亡くなった人が死に至った過程を何回も人に説明してしまう
- 懐かしい曲を聴くと、淋しくなる
グリーフの症状は人それぞれ違います。