アイドル依存という病気について考察 | 世の中の気になる出来事

世の中の気になる出来事

気になる記事を転載します。自分で記事は書いてません。




シニアのアイドル依存という病気について考察 1


私は、ここのところ、K-POPアイドルのミーハー記事ばかり書いていますが、いちおう医療の専門家なので、違う角度から書いてみたいと思います。

精神医学的立場からの考察です。

アイドルに夢中になるのは、最近は若い人だけではありません。

年配の女性の依存症が増えてきています。

某韓国系グループのファン層は45歳から55歳がピークで、その上60歳から70歳までいます。
中高年の女性で80%位を占めています。

音楽に国境も年齢の壁はないのですが、様子がおかしいのです。

純粋に音楽を聴くファン層ではないようなのです。

イベントのあとの、握手会、チェキ会目的のファンが多いです。

そのために、CDを山のように買う人、日本中のイベントを追っかけて回る人など、異常な様子です。


お金の余った人が、暇つぶしにやってるのだから、幸せでいいんでないかと簡単に考えていましたが、どうも病的なようです。


朝日新聞 朝刊 3月11日の34面の「アイドルを推す」という記事に、精神科医からの指摘が掲載されていました。


抜粋


・アイドルに夢中になるあまり仕事や家事が手につかず、日常生活に支障をきたす人もいる。
・一種の依存症である。
・アイドル依存症になりやすいのは、家族や友人との関係で安心感を持てない人。
 代わりにアイドルの応援で、つかの間の喜びを得る。
・擬似恋愛に陥っている。
・現実との落差にうつ状態になる人がいる。

かなり深刻なようです。


さて、中高年の趣味ですが、年をとったら、ゲートボールとか俳句というのは今ではありません。
たぶん、若い頃に趣味だったことを年をとってもすると思われるので、アイドルの応援というのは、これからはシニアの趣味として普通になると思います。

生活に張りが出て、楽しくなる程度だったら、いい趣味だと思うのですが、度をこすと問題になります。


イベント会場のチェキ会ですが、写真を撮ってる年配の女性達は、みな16歳くらいの乙女のような目をしてます。
集団擬似恋愛会場ですね。
なんかの宗教の洗脳レベルに怖いです。


これで、何ヶ月か幸せに暮らせるのならいいのですが、どうもこの人たちの多くは、翌日も会いたい、次の日も会いたいと追っかけまわしていたり、CDを何万円分も買って、握手や写真をぐるぐると回っていたり、すごい状況になっているようです。


本人が、自分がおかしいと気がついていればいいのですが、ファンで集団化しているので、どんどんエスカレートします。


結果、家庭が崩壊したり、借金を作っていたり、精神を病んだり、問題が発生している人もいるようです。


シニアのアイドル依存という病気について、書いています。

依存という状態になるには、心の隙間がある人が多いです。

どこからが依存なのでしょうか?
分かりやすいように、ちょっと具体例をあげてみます。


・握手会で、自分の名前を呼んで欲しくて名札をつける。
・アイドルに自分の名前を覚えて欲しいと思う。
・ファンレターを3時間以上かけて書いたことがある。
・プレゼントを贈ったことがある。
・握手会で、3回以上回る
・握手会チェキ会のために、CDを10枚以上買う
・リリースイベントに日帰りできない距離でも出かける。
・リリースイベントに徹夜または、早朝から並ぶ
・アイドルのブログやツイッターのチェックを一日に何度もする。
・コンサートのチケットを代行業者やオークションを通じて、3倍以上の高値でも購入する。


これに3つ以上丸が付いたら、依存症に陥っていると気がついてください。

2つでもかなり要注意ですし、1つでも怪しいです。


心の隙間は、アイドルに合う直前と会っている時は埋められますが、その直後からすぐに空虚になりますので、解決されることはありません。


心の隙間を埋めるためには、

・家族との関係を良くする
・友人と交流する
・他に夢中になれる趣味を持つ
・人の役に立てることをする
・とにかく身の回りのこと家事でもなんでも、打ち込む


そういうことをして、精神状態をよくした上での、アイドルの応援は、バランスをとって楽しめると思います。

なんでも、バランスなんですよね。


さて、ほかに夢中になれる趣味と書きましたが、これがまた難しいのです。


お金を使えば済む難易度の低い趣味はダメなのです。

例えば、ショッピングとかは、これも依存症に陥りやすいです。

買い物というのは、幸せが一日しか持続しません。お酒もです。

幸せの持続時間が短いものは、依存症になりやすいのです。

では、どんなことが幸福感の持続が長いのかということですが、

自分が努力して得るものです。

創作活動はベストです。(料理、絵、手芸、など)
スポーツも自分で努力するので良いですね。


最も幸福感が強いのは、他の人の役に立つということです。

自分のためでなく、人のために働き感謝されることが、一番幸せに感じる時間が長いのです。