~BUM吉の粒log~【66】 | ホビーショップタムタム通販部のブログ

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今週もブログの時間がやってまいりました今日の日記

本日の粒ogは・・・

タミヤ 1/35 アメリカ
       M10駆逐戦車(中期型)

販売価格(税込)

¥3,489




1968年のドイツ戦車兵セットを皮切りにスタートした1/35MMシリーズ。その長い歴史については「田宮模型全仕事(増補版)1」をご覧いただくとして、今回、350作目の記念すべきアイテムとして登場するのは、アメリカM10駆逐戦車です。1942年に制式化されたM10はM4A2シャーマンのシャーシをベースとして、避弾経始に優れる平面構成の車体にユニークな5角形をしたオープントップ式旋回砲塔を組み合わせ、主砲は当時のドイツ軍の主力、Ⅳ号戦車と対等に撃ち合える50口径3インチ(76.2mm)砲が搭載されました。主に砲塔後部のカウンターウェイトの形状で初期型・中期型・後期型に分類されるM10の中でも、キットはクサビ型カウンターウェイトを備える中期型をモデル化しました。開発にあたっては、フランスのソミュール博物館で綿密な実車取材を敢行しました。ソミュールには屋外と屋内に各1輌、さらに車体から外された砲塔が単体で保存され、取材のためにはまさに願ってもない完璧な環境。加えて、ノルマンディ各地の博物館に点在する数台のM10も補助的に取材しました。キットは車体上部や砲塔を傾斜装甲で構成した、特徴的なスタイルをリアルに再現。デフカバーと防盾は、繊細な凹凸も意識しながら鋳造模様の質感にも気を配りました。車体上部や砲塔の装甲鋼板は、板の組み合わせとその熔接模様も表現しています。また、M10の外観上の大きな特徴とも言える、増加装甲取り付け用の大型ボスとボルトは別部品。1つ1つをランナーから切り離し、車体に接着することで力強さを強調しています。加えて、ドライバーズハッチは開閉選択式とし、ハッチを開けた時のポイントとなるペリスコープも用意。車体上部側面につくグローサーとそのラック、車体上部のスコップやオノ、バールなどの工具類も繊細なモールドを施した別部品。平面的な構成にアクセントを加えます。車体後部エンジンデッキ上の燃料キャップも別部品として、立体感も十分です。
5角形の砲塔は、戦闘室内の床面の繊細な滑り止め模様をはじめ、シェルケースやバルクヘッド、砲塔内部のM62徹甲弾や備品ケース、跳ね上げた乗員シート、砲塔旋回ハンドル、テレスコープ、消火器などの装備品、さらには主砲装填部や防危板などもモデル化。完成後もよく見える戦闘室の内部も少ない部品で効率よく再現しています。新設計のVVSS(垂直渦巻きスプリングサスペンション)のボギーは、サポートローラーの支持架が水平状態となっている中期型を採用。角形ゴムパッド付きのT51型履帯はリアルで手軽なベルト式としました。今回はフィギュアでも注目していただきたいポイント。車外を双眼鏡で監視しながらトリガーレバーに手をかけるコマンダー、車内で標的に照準を合わせるガンナー、砲弾を装填するローダーの全身像3体です。設計にあたっては、実際の乗員と同じポーズをモデルにとってもらってスキャン。狭い室内に3人を収めるため、立ち位置やハンドルの高さなども考慮してフィット感は抜群です。
1943年のチュニジア戦線で初めてドイツ軍と砲火を交え、その後もイタリア戦線やノルマンディ上陸以降のヨーロッパ戦線にも配備され、太平洋戦域でも戦車駆逐大隊の主力装備として奮戦し、連合軍の勝利に大きく貢献したM10駆逐戦車。発売中のM4A3E8やM51など、シャーマン中戦車のバリエーションとの作り比べや、ドラゴンワゴンをはじめとする第二次大戦のアメリカ軍車輌、そして強敵パンサー戦車など大戦後半に登場したドイツ軍車輌と組み合わせた情景製作も楽しみです。


砲塔内部にはM62徹甲弾や跳ね上げた乗員シート、消火器、砲塔リングのラックギヤなども再現。


戦闘状態の緊張感漂う乗員の人形3体は、各ポジションにジャストフィット。


3Dスキャンによる人形はそれぞれの立ち位置やハンドルの高さなども考慮して設計。

以上です、編集長!
ボンちゃん