父がなくなった日から、数日経ってから通夜と告別式を行った。遠方から来る親戚のためと、友引があったためすぐには行えなかった。当初は家族葬でと考えていたが、父が5年前まで勤めていた会社の関係者に連絡したらそこから広まり、結局は予想を上回るほどの参列者でとてもありがたかった。
父が亡くなる前後から、不思議なことがいろいろ起こった。細かいこともいろいろあったが、まずは父が病院から自宅へ帰ってきたときのこと。自宅の部屋に到着し、布団に父を寝かせたとき、なぜか部屋に小さな虫のような灰のようなものが一つ舞っていた。捕まえようとしても全然つかまらず、結局どうなったかわからない。虫に見えたが、虫ではなかったらしい。
次に、父が使っていたSpO2を測定するパルスオキシメータの電池が切れたこと。もちろん、それはただの偶然で全く珍しいことではないのだが、父の性格を考えると、電池がなくなるだいぶ前に電池を交換してしまうので、2週間の間に電池が切れるなんて考えられなかったから、ちょっと不思議に思えた。
さらに、父が使っていた携帯電話も壊れてしまった。なくなった日には間違いなく使えていたのに、葬儀が終わったときには、完全に壊れてしまっていた。さらに、父が単身赴任の時に使っていたテレビも壊れてしまった。
そして、通夜の日の日中、あちこちから電話がかかってくるという忙しい状況の中、自宅の中で原因不明の停電が起こった。リビングを除くほかの部屋の電気が切れてしまっていた。ブレーカーは下りてなくて、急遽呼んだ電気屋さんが調べても原因不明。外の電柱から何からいろいろ調べたが、やはり原因はわからなかった。でも、その後は直り、今は普通に全部点いている。
まだまだ、原因不明なことが... 玄関の電気が消してあるにもかかわらず、点滅していたのだ。何か理由があるのかもしれないが、通夜の最中、香典をまとめて私が一人で自宅の金庫にしまいに戻ったときその点滅に気づき、泣きそうなくらい怖かった。後で聞くと父が亡くなった日の頃からその状態だったと言う。
これら、いろいろなものが切れるという現象を考えると、非科学的だが父が自分に関係する電気の電源を一通り切っていったのではないか?と家族と話している。普段から父はいろいろなものの電源をマメに切っていたから。きっと、誤って自宅の電源も切ってしまったのだろう(^.^;