地震発生時、私は友人の運転する車の中で、渋滞にはまっていた。こどもも乗っていたので、地震が起きたとき始めはこどもが暴れているのかと思っていたが、気づくとおとなしく座っており、誰も動いている子がいなくて初めてそこで地震だと気づいた。でも、それでも私は大した地震ではないと思っていた。ただ、揺れている時間が長いなぁと思っただけだった。大きくても震度4くらいだと思っていた。全く怖いという気持ちはなかった。

自宅マンションに到着し、外にいた人の話を聞いてそこで始めて大地震だったということがわかった。案の定、エレベーターは止まっていて、高層階に住んでいる私達は階段で上らなければならなかった。やっとのおもいで自宅に到着し、家に入ってみると、さほど被害を受けている様子はないように見えたが、食器棚から食器が落ちていくつか割れていたり、電子ピアノなどの重いものが若干移動したりしていた。


当日は余震が多く、揺れも大きかった。震度3から4くらいの余震と、中で1回だけもっと大きな揺れが起きたときがあり、そのときの方が最初の地震より怖かった。

夜になってしばらくは友人宅で過ごしていたものの、こどもも眠くなってしまい自宅にまた階段で戻った。大急ぎでお風呂に入り、この日はさっさと寝てしまった。明け方4時過ぎに友人からのメールで目が覚め、すごい余震が続いているけど大丈夫?という内容の文を見てはじめて余震があったことを知った。

どうやら、私は地震に対して反応が鈍いらしい↓


相変わらず、今も少し余震が続いているが、初日は船酔いのように気持ち悪かったけど、それも今はもうない。今日になって思ったのが、父は在宅酸素を利用していたから、もし今もまだ生きていたらきっととても困っただろうな。