出産レポ⑥ | なつめやしの日常

なつめやしの日常

32歳、妊活はじめました。
33歳、母親になりました。


こんにちは、なつめやしです。
出産レポ第6回です。


さて、分娩室の準備を始めた助産師さん。
ドアを挟んで隣の部屋でガタガタ準備が進んでいるのを聞きながら、
ひたすら引き裂かれるような痛みに耐えていた時。

ある瞬間、何かが

がくんっ

とはまった感じがする。
痛い、とは違う感覚。

ん? なんか出したい!!

「ねえ」
「ちょっと来てほしい」

↑このセリフ、よく覚えてるんだけど、
あんなに痛い痛い叫んでたのに、すごく冷静に発言してた。
それくらいの衝撃。

「いきむ」

って、自分にできるんだろうか、とか。
どうやるんだろう、とか。

産む直前までよくはわからなくて心配だったけど、

「その時が来れば自然とわかる」

って誰かが言ってたんだ。
本当だった!

本当に、ある瞬間、何かがはまった瞬間から、

出したい!!!
いきみたい!!!


って体が動く。

分娩室の準備が整ったのか、
何回か声をかけていたら、分娩室に移動になる。
確か、14時前だったと思う。
痛くて歩けないんだけど、

「いくよ!」

って言われてひぃひぃ言いながら点滴の機械を引きずって分娩室へ。

分娩台に乗るのも一苦労だし、
分娩台のサイズが合ってないから、持ち手持てなくて、柵をつかむしかないし。
手も足も汗かいててめっちゃ滑るし……

しかも、出したいって思ってるのに、

「まだいきまないで!」

って言われる。

まあ、無理だよね!!

2回いきんで、1回頑張って逃す。
みたいなことを繰り返していたら、

「あ、力入れていいよ!!」

って言われる。

「いいの?」

って聞き返して、うーん!! って踏ん張ったらっ

ばしゃーんっっっ!!!!

ここにきて破水!
破水が終わると、頑張っていきんで、と言われるようになる。

ばたばたと何人か助産師さんがやってくる。

「今日〇〇先生だから、早めに声かけないと」
「あの先生、結構ゆっくり来るから」

(なんだそのゆっくり来る先生って……どういうことだ……)

そんなことを考えながらいきみ続ける私。

あ、ちなみに。
いきむ方法って色々あると思うんだけど、

「呼吸を止めて、目を開いて、便秘のときに大きくて硬いのを出すような感じで!!」

というのが、助産師さんの指示だった。

もーう、必死で必死で、ずっといきんでた。

いきむのって、1回か2回でいいんだと思ってたんだけど……
そうでもなかったな(笑)

うーーーーーんっっっ

ってやると、ぐぐぐっと何かが出てくる感覚があるんだけど、
ずっといきみ続けられないので、力が抜ける。
するとすこーし引っ込む感じがする。

「もうね、今、500円玉くらい見えてるんだよね、あと本当にもうちょっとなんだけど、あー、うまく伝えられないっっっ」

助産師さんの発言と、親指と人差し指で作った丸を見せられる。
なんかよくわからないけど、あとちょっとらしい。


うん、いきむのはね。
辛いんだけど、陣痛の痛みに比べたら全然!
自分のペースで(陣痛が来た時に)いきめるので、耐えなくていいのが本当に

途中で先生が来て、
会陰に麻酔、そして切開。
(麻酔された時のちくっていう感覚はあったし、切開もさくっと切られる感覚はあった)

その後しばらく頑張っていきんだら、ずるっと何かが出てきた。

14:45 赤ちゃん誕生!
14:51 胎盤娩出



会陰、縫われるの、結構痛かった。

産科のトップの先生だったらしく、

会陰を縫われているときに研修医が2人、私の足を抱え込みながら処置を覗いていた。

痛い、って言ったら

「痛いって言っていいから、腰浮かせないでねー」

と言われる。

「これ、麻酔効いてるんですか?」
「麻酔してあるよ。麻酔してても縫われてる間隔はあるものだよ」
「なるほど……」

みたいな会話をする。

この後も少し書きたいことがあるんだけど、
長くなっちゃったので、次回まとめます。



(つづく)