気絶するほどに眩しいこの季節にも

図らずとも終わりは訪れて

8ミリフィルムのような僕の目が

オレンジ色の夕日を追いかけた

 

さよなら夏の日よ

ゆらめく蜃気楼

焼きつく涙は海鳴りのよう

 

ざらつく街にかき消されても

この耳を澄ますから

渚の国へ連れてってくれ

 

さよなら夢の日々よ

忘れないあの笑顔

あふれる涙は海鳴りのよう

 

ざわつく街に見失っても

この目をこらしたなら

まぼろしたちよ

空にまいあがれ

 

さよなら

さよなら〜