記憶の中を旅して

見えない地図を広げて

辿り着いた場所は

懐かしい匂いのする

新しい街

 

各駅停車に揺られ

どうでもいいこと浮かべて

日差しがあったかくて

僕はちょっと眠くなる

秋の色

 

目を閉じれば聞こえてくる

君の声が眩しい夕暮れ

いつも僕は転んでばかりさ

君の声を風がさらっていく

 

記憶の窓ににじむ夕暮れ

夢を見ていた土曜日

 

いらないこと多すぎたよ

君がふいに笑った夕暮れ

いつの間にか大人になるのさ僕らは

風に吹かれてる

 

目を閉じれば見えてくるよ

かつて僕が見つけた夕暮れ

理由のない旅は続くのさ

僕らは笑い続けたよ

 

記憶の窓ににじむ夕暮れ

夢を見ていた土曜日