幡多弁講座おまんのアクセントについて追補 2010年11月18日 | 松谷内科のブログ

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実は「おまん」だけを取り出して独立して発音させると、幡多弁も土佐弁も「おマン」となります。ところが文の中では微妙にアクセントが違います。

たとえば「(あんなこと言ったのは、あるいはしたのは、または当該の人間は)君じゃないか。」という意味の「おまんやいか。」の発音は、土佐弁では「オマンやいか。」です。「やいか」の部分はだんだん尻下がり調になります。これが幡多弁では「おまんヤいか。」となります。

また「それは君だ。」という意味の「それはおまん」の場合土佐弁では「ソレハおマン」、幡多弁は「そレはおマン」となります。

土佐弁でも幡多弁でも文の中の位置によって同じように「おマン」と言いますが、幡多弁では決して土佐弁のように「オマン」と言うように全体が高い調子になることはありません。