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    「冬のとばり」


   星屑なのか雪なのか


   窓の向こうを曇らせて


   涙に浮かぶ君なのか


   私の願いを曇らせて


    自由詩人 松尾多聞






「えいっ!」


「あたたたっ、痛いよ。何するの。」

「ごめんね、えいっ!」

「痛いってば、多聞ちゃん、どうしてなの」

「えいっ、ごめんよ、こうするしかないんだ。涙」

「どうして、そんなことを・・
・いたたた・・・今まで仲良く一年間も一緒に暮して来たじゃないか」

「ごめんよごめんよ、えいっ!」

「ああ、痛いよ、留守番だってしたし、話し合い手だってしたじゃないか」

「こうするしかないんだ。君がいると留守中に訪ねて来た神様を追い返すというじゃないか。えいっ!ゆるしてくれ。涙」

「わぁ~!多聞ちゃんのばかぁ~!」

「・・・ううう・・・」


彼は、どこかへ逃げて行った。ごめんよ。。。

五色温泉 別館 源泉



さて、節分ですね。

豆をまいて幸福を呼び寄せる日だとか。

鬼は外、福は内!

って?いうことは鬼も神様もみんな僕と一緒に暮らしていたのかな?笑

ここで節分の一句を



同居せし鬼へ涙の豆鉄砲


     自由詩人 松尾多聞


本当は↓


 鬼子母神とかもそうだけど、鬼は「羅刹」といって、ある時は鬼になり、また神にも崇められる存在だね。この考え方はやはり、古代インドの神々の思想であり、日本にもともと住んでいたアイヌ民族が「カムイ」と呼ぶ神々の姿からも思想は受け継がれているんだ。※カムイ・日本語の「神」の語源。

 そして鬼(羅刹・らせつ)達は釈迦に約束した。「法華経を行い利他を行うものを全力で守る」とね。法華経の守護をする四天王の一人「毘沙門天」。たくさんの羅刹(鬼)を率いて北方を護る神。その別名が「多聞天」だ。


 鬼子母神は初めハーリーティ(訶梨帝母)という夜叉で、
1000人の子供の母でしたが、しばしば人の子をとって
食っていました。そこで、ある時お釈迦さまが彼女が一番
可愛がっている、一番末の子の愛奴(あいぬ)を隠してし
まいました。

 ハーリーティは気も狂わんばかりにその子を探し回るが
見つかりません。そこにお釈迦さまが現れて、子供がいな
くなるということがどんなにつらいものか分かったか? 
お前の今までの悪行がそのような形で現れたのだと諭しま
す。

 この事件で親の心を知り心を入れ替えたハーリーティは
仏道に帰依し、子供を守り、安産をさせてくれる慈愛の神、
鬼子母神となるのです。鬼子母神の像はしばしば吉祥果
(きちじょうか)を持っています。これは見た目は柘榴の
ようですが、心を入れ変えた後の鬼子母神は子供を食う代
りに、この吉祥果を食うようになったとされます。

 鬼子母神は羅刹ですが、法華経を行うものを守る神となり
ました。

 しかし、法華経を行わず、鬼子母神を崇めるのは本末転倒で、
何の意味もないどころが釈迦の教えに離反してしまいます。


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