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しらなかかった。


あんたすごい人だったんだ。


しらないでごめんな。


でもうれしかったんだ。


ありがと。じいさん。



またあってください。






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絵画などでは、片目が無く、長い白髭を持った老人で、つばの広い帽子を被り、グングニルという槍を持ったオーディンじいさん。



彼は流浪の詩人であり、その知恵は人の知るところではないという。

北欧の国々では神話の主神であり、知識を得る代償として片目をミーミルに差し出したために隻眼となった。

人間の世界を旅する時は老人の姿をとる事が多く、魔法の槍グングニルを杖代わりに携え、つばの深い帽子で片目を隠し青い外套を羽織っている。

彼は文字を発見した魔術の神でもあり、詩人の守護神でもある。

4年前のことなんだ。本当のことなんだ。



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あれは冬のことだった。


しばれる札幌。もう真っ暗な雪道を歩いていると、浮浪者のような老人が皺がれた声をかけてきた。


藍色のマントには雪が白く積もっていた。そのじいさんは杖を持って歩道の手すりに座っていた。

「おい、そこの人。タバコを一本くれないかの。」

「いいとも。でもじいさん寒くないのか?そんなところに座って。」


「ははは。わしは慣れておるのだ。こうして世界を旅しておるからな。」
 

「そんなボロボロの服で世界を旅するなんて、すごいなじいさん。」


「ははは。若いの。旅とは心に体がついてゆくものじゃ。」
 

「???」


爺さんは、こんなに深く息を吐き出せるのかと想うほどタバコの煙を吐いて笑った。
そして何よりも優しく僕に笑いかけながら言った。

「お前にはフェニックスがついておるのぉ。これはタバコの礼じゃ。もっていけ。」
 

「フェニックスって?もってけって?重いけど見えないぞ??暗いからか?」


「おまえなら、暖炉の前ではみえるじゃろ。」
 

「不思議なじいさんだな。そうゆうの好きだ。」


「優しい人間よ。いつも自分を信じるのじゃぞ。」


「え?ああ、大好きだ。自分を探し出して好きになること。」


「そうか、それはわしもじゃ。さらばだ。」


・・・じぃーさぁーん。僕のとこよってかないかぁ~?いっぱいやるかぁ~?


・・・はははははは。
 

「じいさん。風邪引くなよ。」


じいさんは杖を使い、脚をひきずりながら去っていった。後ろから大きな犬が付き添うように従っていた。


でも、爺さんを見送っていて、とっても懐かしく、とっても寂しい気持ちになった。


また、来年の今頃あえるといいな。そうおもったら、何故か涙が流れてきた。


そして家に帰って僕は暖炉の前でクリスタルに膨らんだ袋を見ていた。


彼のふくろには誰も知ることがなかった、たくさんの言葉がつまっていた。



あとでわかるのだ、そのときにはわからない。


神さまのような人に出会ったことがある。みんなみすぼらしい姿をしていて、道端にたっていたり座っていたりする。みんなじいさんだった。


神さまが、わざわざ姿を現すときには、それだけで人間は試されていることを忘れてはならないと想うんだ。




 僕は孔雀に似た鳥で、しかも孔雀の数倍もある4羽の鳥に守られながら、さらに数倍ある美しい鳥が北から南の空に優雅に飛んでいく姿を二度ほど見たことがある。守られている鳥は羽を開いた状態で3メートル以上あって、数本の冠羽毛と4本の尾羽が美しく長い。全長の半分以上ある尾羽をいれると全長は5メートルくらいで、地上に立ったときには2メートル弱の身長がある鳥だと想う。色は錦模様で玉虫のような輝きだった。鈍い光に見えたのは空をバックにした逆光だったからだと思う。


 きっと30~50メートルの上空を飛んでいた。4羽の護衛の鳥は大きさはどれも同じで似ているが、4羽とも種類が明らかに違う。羽毛のデザインが違うんだ。その真ん中を飛ぶ鳳凰のような鳥は、人間のような鋭い視線が印象的で、観るものを圧倒してしまう。そして、どうしても物理的に飛翔できるような羽ばたき方ではない、ゆっくりとした動きで、時速30キロくらいで南に向かい飛んでいった。




「僕の神様」




僕のかみさまは


透明でクリスタルな


大きな袋をくれる




手探りで空けると


探していた言葉が


どんどん出てくる



きっとかみさまは


貧乏だと想うけど


僕には世界一番の


優しい爺さんだな




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