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厳寒の地、シベリアの首都ノボシビルスクに世界に冠たる研究の学術研究都市「ロシア科学アカデミー」が存在する。


ソ連時代は秘密のベールに包み隠され、西側諸国の恐怖と好奇心の対象になった研究施設で、数々のスパイ映画の舞台にもなった場所だ。いまでは世界に研究が紹介され、50以上ある研究所は、そのすばらしい成果を世界に発表している。

その研究の中でも、僕が唖然とし、しかも感動もし、愛の原点に抵触するであろう研究を紹介しましょう!


ほらほら、かわいらしいワンちゃんでしょ!
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人を見ると狂喜乱舞し、喉を鳴らしてシッポを扇風機のように振りまくっていますよ♪ かっわいいなぁ。このワンちゃん。


って?、いいえ!これは野生のキツネだったのです。びっくりしましたか?キツイネェーーって。笑


このキツネ達が人間に飼育されるようになったのは1959年から。100頭以上の野生のキツネが研究所に運ばれてきた。研究の要旨は「家畜化プロセスの解明」だけど、その研究手法として、「遺伝的な」というよりは「ふるまい」による選別を行った。


実験では、誕生した子ギツネをテストし、「生まれつき人間に慣れている個体」を選択し交配した。キツネは一生をカゴの中ですごし、人間との接触は給餌のときのみとし、人間による訓練は一切行われなかった。


そして、人間の手から餌を受け取ったり、すりよってくるキツネを厳格に段階的に分け「エリート」として選別し交配を重ねていった。


このような交配の結果、注目すべき身体的変化も現れた。8~10代目、毛色の変化-特定部分、特に顔面に白い色素の抜けた部分が現れた(犬や牛、馬などでも家畜化によって生じたことが知られている)。耳がやわらかく垂れるようになった。


15~20世代以降、尻尾と足が短くなった。頭蓋骨に占める顔の割合が大きくなった。

このような変化は、形質による交配でなく振る舞いによる交配によって現れた。これはメンデルの遺伝法則に従わない。


そうなのだ、人間が好きで、人間に好かれたくて、愛されたくて。キツネは見かけは「犬」になった。もう、ボーダーコリーみたいなのもたくさんいる。


この実験開始から40数年、4万7千頭のキツネの実験を通じて、現在、ニ百頭のユニークなエリートギツネが存在している。


これらは一風変わった動物だ。あの匂いもなくなり、従順で教えやすく、人を喜ばせたがり、人に馴れ ている。彼らの振る舞いは、まさに犬のようで外敵から人を守り、きゃんきゃん鳴き、名前を呼ぶと何処にいても犬のように舞い戻り、すまし顔で主人の側に座 る。狼から犬への移行は数世紀を経て実現したが、ここのキツネの家畜化は40世代で実現した。


これはあくまでもキツネだけの話であり、しかも事実であるのだ。人間に対する憧れが、その恋するあまりの振る舞いが彼らの姿までも変えてしまった。心が生態に影響を与えたんだ。


キツネは動物である。では植物はどうだろうか?


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これは野生の小麦である。稲や他の穀物同様、野生の状態の小麦は実がほとんど無く、ウスッペラで食べることが難しく、味も悪い。


しかしだ!ここで驚かないで欲しい。もしも貴方がこの種を持ち帰り、畑を作って(あるいは谷地に)撒いたとしましょ。するとどうだろう。まるでふっ くらと大きく実をつけ、おいしく甘みまで含みながら育つのだ。そう、たった一年で。そしてキツネのよう。代を重ねるごとにその品質は向上する傾向にあると いう。


この品質とは「人間の好み」であり、人がなんらかの形で麦に接触しただけで麦は人間の好みを察知して、あちらから歩み寄ってくるのだ。


そう、ロシアのキツネも麦も、とっても似ている。では花はどうだろう?
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花は地球上に昆虫が生まれ、大繁殖した古代に生まれた。そして昆虫の生態にあわせて進化を繰り返し、より複雑な形態に変化を遂げる。そして鳥たちの繁栄により、より美しく目立つ模様を身につけていった。


小さなハチドリのような鳥や空飛ぶ昆虫たちも、その花の形態に自分から歩み寄り、いまの花や生物の生態系が完成していくのである。


言い換えれば、花はより複雑に、より美しく。生き物はより機能的に聡明に。お互いが歩み寄る事で進化を成し遂げてきたわけである。


その動物と花の間に最近になって割り入ってきたのが人間である。そう、人間の誕生から花の世界に異変が起きるのである。花弁はさらに色付き、芳香を増し、大型化してきたのだ。


ロシアのキツネと似ている。彼らは人間に好かれたい。それは人間に歩み寄ることによって自分の生活圏が守られることを心得ているからだろう。


人は花が好きだ。花を太古の昔から身に飾り、植え込み、儀式に利用してきた。そう、人間に近い花々は人間に歩み寄ることを決め、人間に好かれようと変化をしてきたに違いない。


花と蝶。人間と穀物。人間とキツネ。それは互いに理解を潜在意識で繰り返し、意思を疎通して互いに歩み寄ったきた。そう、そこには紛れもなく情報の伝達が存在する。



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この蓮を見て欲しい。どちらが人間好みだろうか。いいえ、これは同じ種類なのだが年代が違っているんだ。


の蓮は縄文時代の遺跡から種が発見され、現代に花咲くことに成功した2000年以上も前の「縄文蓮。」右はそれから何千代も人間に育てられてきた「同じ蓮」だ。


僕から見ると右の蓮のほうがより人間に歩み寄ってくれたように感じる。長い歴史の中で「意思の疎通」を行ってきたのだろう。そう感じる。


花を生ける人はもう知っているだろう。より心を掛け、より美しく生けた花は長くその美しさを保持する。そう、花はそれが本望であり、幸福であり感謝していることだろう。


キツネから始まり、昆虫や鳥、そして花さえも共生のためにこの地球で互いに歩み寄りすばらしい進化を繰り返している。それはある意味では一方的な恋 心にも見えてしまうのだが、しかしてそうだろうか「ふるまい」から生まれる共生の恋とは互いの意思の疎通があってこそのものだと感じる。


それでは人間はどうなのだろうか?人間はこの共生の恋心をどこまで知っていることだろう。



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よく、老夫婦は似てくるといわれる。一代、数十年で人は生物学的に大きな変化をするものだろうか?これはわからないが、確かに似る。仲の良い夫婦ほど似てくるといわれている。


これも「ふるまい」の作用なのだろうか。そう、私たちは人間である。その人間の「ふるまい」とは「心」そのものであろう。お互いに喧嘩もし、苦労もし、泣きながら歩み寄る。動物や植物でさえ人間に歩みより姿までも変えて、より聡明になるのであれば、人間だって変わらないわけはないのである。そう、それもいま、生きているうちに。


「恋すること」とは、思いながら歩みよること。それは結局はキツネや麦や花のように「自分が生きる」選択肢であるようにも感じてしまうが、人間は違う。人間には愛を知る力が許されている。そして動植物よりも容易に恋愛を伝える知性がある。


この「ふるまい」を創り、「あゆみより」という恋の仕組みは愛という法則にのっとって出来上がっていることを探求し感じることが出来る歓喜は人間のみに許された崇高なのだ。この見えない意思の疎通こそ愛であり、崇高なのだと。


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「 心 月 の 夜 」



白い吐息を丸め浮かべた
きっと雲は晴れるから

月が隠れて寂しい夜に
白抜きの言葉を放つ人

思いは光を丸くして
人の心に染まり浮かぶ

いつも通う雲だけれど
必ず晴れるそのあいだ

私が小さな月になる
見上げる人が笑うよう
寂しい君を照らすよう



多聞



洗濯してる多聞

A pure field is always in your mind.


人は、この身体を自分だと思っています。それが全てだと認識します。

そして少しでも物理的な装飾を求め、栄養をあたえて自分の時間と虚無で流動的な物質に固執しています。

人は、それを比べようとし、または、それが自分よ
りも劣っていると、主観的に思えば相手をさげすみます。

加えて、自分のものに、少しでも人が触ろうものなら怒り、騒ぎだし、自分が比較の対象にされ、劣っていると自分が自覚するなら、自分の命さえ投げ出す人もいます。

愛は自分の中の存在です。人はどんなにがんばっても愛を犯すことはできません。なぜなら人間は愛により生きているからです。

この自然も私たちも、その存在を胸に抱いて産まれます。

ささやかな人の知恵で愛に逆らってしまえば、愛によって必ず罰を受けます。

貴方は、お母様を殴りたいですか?もしも殴ってしまったら貴方は一生後悔しますね。それが貴方の中の愛による罰。

愛は存在です。感じることしか出来ない最高の力です。

では、愛はどうしたら感じることができるのでしょうか。

それは愛することです。偏りなく、普遍的に見返りなく愛するしか方法がありません。

それを信じて、それが出来るなら、貴方はいつか愛を知りそして愛になります。

私はその愛に一度触れたことがあります。
その刹那、たくさんの力をいただきました。

愛は貴方の中にある、この宇宙の最高の能力であり全てとつながっています。

胸にいつも手を当てて、「私は、ここに」

そう言ってください。愛は貴方の大切な場所にいつもあります。


 

 

 

命の虹彩の中で/松尾多聞





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