自由詩人!多聞のぐうたらブログ


「あなたが生まれてきたとき、あなたは泣いていて、あなたの周りの人々は笑っていたでしょう。だから、そんなあなたが死ぬ時は、周りが泣いてあなたが笑っている。そんな人生を送りなさい。」


by インディアンの言葉



形あるものは、必ず崩壊を迎える。


形とは人間も含めて結局は物質や身体。


だから物にこだわる人は必ず何かを犠牲にしてしまう。


それは

愛であったり、家族であったり、環境であったり、そして自分だ。

何も持たずに生まれ、何も持たずに死ぬ人間に必要なものは明らかだ。


彼らはそれを知り、超越してなお、宇宙とのつながりを知覚して、人間は光の存在であり永遠であることを知っていたという。それは、古代の民族であるアボリジニーもアイヌの人々も同様であった。


朽ちる肉体と再生の生命。


私はその狭間に必ず成長と進化というキーワードが隠されていると感じる。生きてより美しく。再生により聡明に。生命は限りなく変化を続ける崇高な魂の発露。


人々は挫折を繰り返す。しかしそれは約束されたカルマの象徴。乗り越えてこそ輝きを増し、本当の愛を知ることになるだろう。


私はこの週末に全霊をかけて自分の言葉を朗読する。


たくさんの人の前で。何を訴えればいいだろうか。真剣に考えていた。


今日の気持ちは北海道に生きて、この地にすべてを捧げた先人の苦労と、それを乗り越えた歓喜を思うのです。この詩を朗読するかは、いまだわからないけれど、この詩と、あと二つの中から選んで愛を、北国の美しいロマンを語ろうと思う。


人は見えないものを信じようとはしないのです。


まして信じないものを見ることなどできない。


だから僕は見えないその壁を詩という愛で砕きたいんだ。


僕は人々が忘れかけた「つながり」の扉をひらく。



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BGM

http://homepage2.nifty.com/sapporo7king/wakaregm.mid



流 浪 の 旅 人


言葉が凍えて消える道
マイナスの空に弾けて
君の顔が壊れてゆくよ

不凍の森のカムイ達よ
我をいま見おろし給へ
雪原を歩む流離い人を

大きな凍裂を響かせて
うつろなひとに覚醒を
北の空へいま導き給へ

帰る場所を失った者よ
北を目指して歩けよと
幻想を求めんがためと

白銀に征服された世界よ
ここにも命は生きている
遥かな春を待っているよ

涙が凍てつくほどに
身体が火照いる幻よ
吐く息をも轟かせよ

生きることのすべてを
人の悲しみのまことを
再生の時に託す如くに

不凍の森のカムイ達よ
凍てついた心を暖めよ
流浪の孤独なるものを





十勝平野にて:松尾多聞


※凍裂:北海道の森にシベリア寒気団が訪れ、放射冷却現象により-30℃を下回る気温になると樹木内部の水分が凍結膨張して大音響と共に爆裂する。その音は晴れ上がる星空遠く数キロにもこだまする。

※カムイ:北海道先住の民、アイヌの人々は、この大自然を愛し、敬い、ともに生きていた。そして動物、自然現象、すべてに生かされている感謝を「神(カムイ)」として崇めた。天然記念物「シマフクロウ」は村の神「コタンクルカムイ」


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