「魔法使いの月ウサギ
愛に溢れた素晴らしい作品です。


僕のエッセイ「子供が変わる三つの魔法」 を仲間たちが動画紙芝居に昇華してくださいました。素晴らしいので見てくださいね。


http://www.youtube.com/watch?v=X17TBWLAaRo


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そのとき、僕ら30人は雲の上で真剣に話し合っていたことを思い出す。


僕はと言えば、辞世を書けと言われ、まだ19歳で詩なんか知らないものだから、昔から句が好きな親の本棚にあった古い本の中で気に入って憶えていた句を書いてきた。


散るさくら残るさくらも散るさくら


僕の部隊は「紫電改」という戦闘機に乗って沖縄へ向かう連合軍の戦艦ミズーリーに体当たりすることを任務とされていた。ちょうど故郷の兵庫では桜の花が咲くころ、僕は鹿児島を飛び立った。


高速で飛ぶ機の前が見えないほどの砲弾。機が被弾して僕は頭に破片が命中して鮮血で前が霞んだ。機は軸を失った風車のように回りながら、真っ青に輝く美しい海へと墜落していく。


「ああ、人を殺さないで本当に良かった。これで僕は死ぬことができた。」


それはそれは恐ろしい気持ちではあったけれど、心のどこかに安堵が広がっていた。苦しく恐怖に満ちた瞬間でも、思考が圧縮されたように巡った。最後に大好きな姫路城の桜が目を霞めた刹那、あたりは暗黒となり、信じられないほどの安らぎが訪れた。


恐怖も不安も無い、何もない癒し。自由であり何者にも犯されない喜びに包まれていた。そこへ彼らはやってきた。


「やぁ。待っていたよ。さぁ行こうか。」


満面の笑顔で同じような仲間が待っていてくれたのだ。そう、この海で色々な形で死んで行った仲間たちだとわかった。僕らはそのまま雲の上で休んでいた。


「僕らのように早く霊の姿になるとあちらに行かずに、もう一度ここへ生まれなければならないんだ。すぐにね。」


リーダーだと思う。一番の波動を持った人がたくさんのことを説明してくれた。僕らは人のために生きることにより、より魂が昇華される。そのために転生を繰り返し、ここへ戻って反省してはやり直すこと。そんなことなどだ。


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「僕は広くて大自然に包まれた北海道がいいです。そこでフロンテアとして人と自然のかかわりを人に教える仕事がしたい。」


僕が希望を言うと、同じく賛同した友人がいて近づいてきた。アメリカの人だった。


「僕は君と似た魂を持っているから一緒に札幌へいこうよ。君の優しさが好きなんだ。また出会って僕を助けてくれないか?そうすることで君だって成長できるからね。」


僕よりも光っていた。きっと大きな使命を持っている人だと感じて僕も喜んで了解した。


「誰かがね、障がい者となって生まれなければならないんだ。じゃないと人々は繋がりを忘れて愛を思い出せなくなるからね。今回は僕がその役をしようと思うんだ。」


「そうなんだ。それじゃ僕は、必ずまた君にあって助けて、そしてそんな大切な愛を君と一緒に、一生語り続けるね。」


二人は、自分が産まれることで絆を強くし、愛を知ることができる両親をしばらく選んでいた。そしてぴったりな両親を選んで、約束を胸に抱いて生まれてきた。地上の時間で32年後。僕たちは約束の通りに再会したのだ。


たくさんのことを憶えている。たくさんの約束の中で。信じられなくてもいい。しかし、僕は、このことを真実だと知っている。


よっち。僕は自由詩人。約束した愛を生涯語っていくんだ。全て君のおかげだよ。


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BGM↓

http://homepage2.nifty.com/sapporo7king/aigs.mid

「抱擁の彼方へ」


命をあげる
もう零れないように


心をあげる
全てと繋がるように


光をあげる
悲しみを照らすため


海原がうねり続けるように
風がいつも吹き続くように
太陽はまた登りくるように
この永遠をあなたへ伝える



愛をあげる
分け合い増えるように


涙をあげる
この世界を潤すように


私をあげる
人がひとつになるため


波間がもどかしいように
風に言葉をのせるように
太陽が背中を押すように
信じる未来を君にあげる




自由詩人・松尾多聞


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