いつも大自然が僕を見守ってくれている。
小洒落たイタリアンレストランにいかなくても、僕はほんの少しのフキとウドと木の実があれば、何よりもおいしく食べて安心できる。
僕がいつもみすぼらしい姿でいたとしても、僕を包んでくれる山々のカムイが織り成す錦で、いつも自分を信じてあげることができる。
壮大なシネマを観ないでいても、あの石狩浜の夕日に目を細めているだけで、僕は人生を感じていつも感謝でいっぱいになるんだ。
偉大なオーケストラの演奏よりも、この風に心をあずけて森と命の声に自分を預けるだけで、僕はこの世界に溶け込んでいける。
もし僕が寒さに震えていても、そこに暖炉がなかったとしても、いつも胸に燃える愛を感じて速やかにあたたまることができるんだ。
たとえ愛する人にめぐり逢えずに心が乾いていたとしても、目を閉じて僕は見下ろす虹の橋を渡り、いつでも愛を語りにいくことができる。
もしもこの命が途絶えることがあったとしても、永遠が迎えてくれて、僕はよりよくなれることを知り、恐怖など抱きはしないだろう。
僕がこんなことを言っても意味がないこと。でも、少しだけ感じてくれる人がいるといいな。
僕はそんなことのために生きているのかもしれないな。
僕は海に漂う木の葉の上で揺れて
僕は黎明に輝く地平線に羽ばたき
透き通る風の遺産をなめながら
永遠にこの世界の中に存在する
静寂に耳を傾けて色無き色を観る
僕がこんなことを言っても意味がないこと。でも、いつか誰もができるようになること。
だから僕はこのことを知らない人に教えてあげる。そう思って詩人になったんだね。だからいつも僕は貴方といる。
Let it be !そのままであること。
ビートルズが解散の危機に逢った時、この歌が彼らの使命を決定した。
それは「愛をつたえること」。まるでゲーテ薔薇のように。
僕はこの意味がわからなかった。Let it be !そのままであること。わからなかった。
でも、今はわかる。あうがままとはね。愛により生まれ愛により生かされている幸福をただ、まっとうすることなんだ。ゲーテもいってるよ。
ゲーテはね、その戯曲「ファウスト」の中で、幸福になる方法を簡単に解き明かしてしまった。Let it beを。
教師と弟子がいました。弟子が尋ねます。
「先生!どうすれば幸福になれることでしょう?」
教師が窓の外に広がるバラ園を指差し逆に質問します。
「窓の外の薔薇たちを御覧なさい、どの薔薇が一番うつくしいだろう。」
弟子は悩みあぐねて答えました。
「先生、どの薔薇もそれぞれに美しく咲き誇り、私には選ぶことは出来ません。」
教師は諭すように、やっと答えてくれます。
「そう。薔薇は他の薔薇を参考にしないのです。」
そして続けます。
「薔薇は与えられた命を、ただ一生懸命に生きているのです。他を気にすることなく、自分の命を花開かせているのです。」と。
Let it be !なのです。
●The Beatles -Let It Be●by youtube
http://www.youtube.com/watch?v=kEogJacjLTE&NR=..
http://homepage2.nifty.com/sapporo7king/freezed_he..
結 氷
風が吹くのは海が凍るから
留まる寂しさに耐えかねて
夢を見るのは鳥が舞うから
人はいつか青雲を見上げる
恋をするのは心が乾くから
愛を求めて自分の泉を知る
風よ風よ私をここに留めてよ
なにもかもを置き去りにして
人がいつも歩くのは夢のため
優しい風にいつか出遭うため
まつおたもん

