
僕が苦しい時がありました。。
そんな学生の僕に手紙がきたんです。大嫌いで反抗して止まない母からのものでした。
決して恵まれてはいなかった家族の環境。反発して自立だけを求めた学生。しかし、それは克服しなければならないもの。それを母は手紙で教えてくれました。
今日ね、朝早くに。僕の上を18羽のオオハクチョウが声を掛け合いながら北への旅を続けていました。思い出したのです。母からの手紙を。
それは日本一になった全日本スキー選手。日本一のばか者。生意気で、破天荒な息子に宛てた手紙です。
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「我が子へ」
貴方が生まれた瞬間の事です。母は担当の助産婦さんに苦しい呼吸のなか、堰切るように聞きました。
「手の指も、足の指も、全部・・・ちゃんとついていますか?」
彼女は優しく微笑みながら諭すように答えてくれました。
「大丈夫ですよ。全部大丈夫よ。」
疲れと不安から一瞬で開放された母は、大粒の涙を流した事を思い出します。
生まれたこと。生まれてきてくれたこと。
3000グラムたらずの貴方の存在は何よりも大きく、そして私たちを励ましてくれていたのです。
そう、貴方が生まれてきたことには、とても大きな意味があるのです。そして、生きていく事にもたくさんの意味と幸福が包含されていなければなりません。
空を渡り、長い旅を続けるハクチョウたちは大空を舞いながら、家族で声を掛け合う事を決して止める事がありません。
その旅は生きていくためには不可欠なこと。
声を出して「繋がり」を確認するのです。
それは、とても苦しく、そして体力を消耗する行為なのかもしれません。しかし、それを続ける事こそ「生きる意味」だとハクチョウ達は知っているのです。
聞こえていても、届かなくとも、きっとそれは同一の行動を支える礎となり、ひいては自分への大きな励ましになることを知っているからなのでしょう。
「絆」とは、複雑で困難なものに見えて、本当はそんなシンプルなものなのです。
鳥が羽ばたきをやめるとき、鳥は地上に墜落してしまいます。
人は挑戦をあきらめたとき、平凡と言う幸福から離れていくものです。
「あなた」が生まれてきた事は、周りや社会に「絆」という幸福を伝えるためなのかもしれないのです。苦しく困難なこの作業を続けていくことこそ、生きていく幸福の入り口ではないでしょうか。
相手のこと、周りのことを少しでも想像しながら「絆」を求めてほしい。
そのためにはいつも己を省みなければなりません。人の真実に耳を傾けなくてはなりません。
私たちは、そんな願いを込めて貴方へ名前をプレゼントしました。
多聞。いつも優しく、周りを見つめて、そしていつも勇気をもって、すべからく挑戦を続けることができる人になってください。
願いをこめて。 母より

僕の詩は「繋がり」を求めて、いいえ探しています。それはこうして母が教えてくれたんだ。
何もわからないくせに生意気だったなぁ。お母ちゃん本当にごめんなさい。今ね、貴方の心がね、少しわかります。
そしておかあちゃん。この詩を貴方へあげる。ありがあとう!おかあちゃん。
今日は僕の作品「つながり」でお別れします。バイバイ。
BGM
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「つ な が り 」
野を駈ける馬でさえ
ふるさとをかえりみる
立ち止まることを知る
あなたの瞳の向こう側
そこにある悲しみに
辿りつきたいと思う
流れる川と満天の光り
焚きつける温もりに
君よいま立ち止まって
なにも欲しがらない人
愛と悲しみを背負う肩
その身をいとわないで
愛はこの川のように流れ
いまここにある悲しみは
遠く未来へ辿りつく
あなたの頬をこの胸へ
瞳の向こうの悲しみを
僕の身体に流しこんで
森よ 川よ 炎よ
ここに命を与えて
静かにしずかに
立ち止まるつながりへ
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詩や詩集、ポエムや童話、それにエッセイにショートなど、これからたくさんアップして行きます。お笑いもたまに書きますね。是非とも感想などいただけるとうれしいです。
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