中世イギリスの内乱、薔薇戦争。
白バラで象徴されるヨーク家、最後の王リチャード三世がいます。

 

シェイクスピアの戯曲によるリチャード三世は、勝利側のテューダー朝が贔屓されたために、兄や甥殺しを私欲のために行う残忍な人物と長くそう語り継がれています。


対して、古くから評価を覆そうとする歴史愛好家や、
最近では著述家フィリッパ・ラングレーさんやリチャード三世協会が尽力して修道院跡の駐車場の下に埋まっていたリチャード三世の遺骨を探し出し、DNA鑑定で本物だと証明され、国王として正式に再埋葬されたニュースもありました。

 

今の社会でも、人格者として知られたスポーツ選手が、家族に高圧的だったことが暴露されたり、

きっての強面で通る悪役俳優が、柔らかなタッチで子どもを描くような優しい人だったり。

人の本性をすぐに理解できるケースは少ないです。

 

世の中、子どもの頃から今まで完璧に振る舞えた人はいません。

無垢な幼児が虫の羽根をちぎってしまったりするように、知らない間に傷つけていることもあります。

 

この時期、あなたは尊敬するほど素晴らしいと思っていた人が店のスタッフに悪態をついているのを見かけて失望したり、

定時帰りで愛想のない人が日々家族が入院している病院に通っているの知って、見方が少し変わってきたり。

 

時間が経つにつれて、その人の内面を知る機会に立ちあいそうです。

良い面、そして悪い面をも(個人の受けとめ方によって違いますが)あなたは直視できるような心構えがありそうです。

 

美しいバラにはトゲがある。

その逆も然り。

 

一方的な善悪ではなく、

相手の二面性に触れながら、その人となりを理解しようとするあなたの心の変化が生まれそうです。

そんなあなたの内面でも、統合が始まりそうな気配です。

 

人を愛し、自分も愛する。

あなたの愛が深く、大きく広がっていきます。

 

そばには、同じだけの愛を持っている人がバラの花束を抱えていそうです。
逆に、幸福だと思えていた関係がそうではなかったと気づくかもしれません。

 

どちらの場合も、自分を大切にできる、大切にされているかどうかで選んでください。
多くの愛が結びつく季節が来ています。

 

 

 

娘、撮(京都府立植物園)

 


バラ(白)の花言葉

純潔・相思相愛・心からの尊敬

 

前日の6月2日がローズの日ということで、白バラにしました。

 

 

イメージとしては、

リチャード三世を文献から推理を試みる警部を描いた、ジョゼフィン・テイの小説「時の娘」より

ラテン語の格言「真実は時の娘」

真実は時の流れの中で明らかになるという意味だそうです。

 

「王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎」石原章一

家系図や当時の背景、発掘の流れやDNAについての説明など、英国史とリチャード三世の入門者にはわかりやすかったです。

 

肝心の映画「ロスト・キング」はまだ観ていません(泣)

 

 

文中の悪役俳優とは、時代劇の悪代官役が有名だった故・川合伸旺さん

ホームページで童の絵を見たときは衝撃を受けました。

※画像のリンクは外れているようです。

 


 

白いバラはプロポーズや結婚式の会場に、ブーケにも使われているので、

今回のテーマは幸せな結婚だけでいこうかなと思ったのですが、おかしいなー?


お互いを尊重し、受け入れながら、愛を育んでいく姿勢が強調されました。

とても深い愛情、しかも誇り高く結ばれているようです。

 

 

 

メッセージは性差で考えていないので、

 

プロポーズ・結婚

離婚・同棲解消などの決断

開店・閉店、チームの結成と解消

様々な状況での両面的な判断

昇進に喜んでいたら、肩を叩く役でもあった

清濁併せ呑む
高貴、高潔な人柄


など、

あなたが感じたままに受けとめてくださいね。

 

 

 

今日も明日も、あなたが笑顔でありますように。

たくさんの愛に包まれますように。

あなたの歩みを応援しています。