一昨日、最寄りの図書館で目に留まったチラシの1枚。

御殿山生涯学習美術センターで4/2から開催されている、たかだしんいち 絵本原画展。

 

そこは4年前によい辞め方ではなかった職場のすぐそば。

時々、仕事終わりに寄って帰っていた場所。

他の展示があっても近づかずにいた。

 

が、原画を見られる機会はそうそうないしなぁと考えて、

昨晩20時前、平日朝昼夕だと顔を合わす可能性が高いこと(ボスは休日も)
気分的にも今だなと、娘にその旨告げて家を出た。

 

一か所道を間違えたけれど、だいたいは覚えているもので。

片道5km、20分ほどのサイクリング。体調が今よりましだったから通えていた。
あちこちの夜桜を楽しみながら、元の人たちが今も通っている道に出てから目的地に到着。
心の整理もほぼついていたのか、なんてことなかったなと。

 




 


 

撮影可。絵柄と風景の描写のひとつひとつにあたたかな目で丁寧に描かれている。
登場する動物たちがそれぞれ見ている先に何があるのか、風景なり出来事へのうながしが平面でなく立体的でわかりやすい。

ちょっとした視点のずれがしっかり描かれてるのが素晴らしくて。
動物たちの体の厚みも感じられる。


展示は低めに飾られていて、下段の額は子どもが立っている視線に合わせてあるので、かがみながら見た。

たかださんご本人が下旬に来館されるそうだけど、行けるかはわからない。

 


 

図書館で本を借りるともらえるポストカード。
たかだしんいちさんの絵本があるか訊いてみたら、貸出中で予約も複数入っていると教えてくださり、英語多読の本にした。
ロビーで見本用に置いてある3冊を読ませてもらった。

その後にロビーで絵を見ていると、スタッフさんからクイズをすすめられ、缶バッチはお子さんにと言ったら、クイズなしでひとつどうぞと手を突っ込む箱を向けてくださったので、遠慮をやめていただいた。市の鳥カワセミの。

 

司書さんたちも、スタッフさんも、親切な方ばかりで気持ちよくセンターを後にできた。


そのまま駅そばのたこ焼きさんへ。これも久々に。
職場の人に美味しいと教えてもらい、時々買って帰っては子どもたちと食べていた。
娘が食べたいとずっと言っていたので、それもかなえてあげることができた。

ただ、たまたま時間がずれたのか、代替わりしたのか、味も硬さも変わっちゃったのが残念。ソースだけはそのまま。
これも時の流れということで。

 

 

帰りに数分寄った、枚方八景の一つ「牧野の桜」牧野公園
道路側など特別ライトアップしていないので、控えめ。

昼間の桜はきれいだが、今年は数年見ていなかった夜を見て、昼を見送った。


枚方・交野周辺は、在原業平や惟喬親王が愛でた桜の風景の一つで、片埜神社に接するこの公園には阿弖流為(アテルイ)の首塚もある。

そういえば、高校生のときに友だちと御殿山駅から近い、渚の院跡を探しに行った。石碑だけポツンとあったなと。

 

たまには違ったことをするとおもしろいね。

美しいものに触れた夜。ありがとう。