理想と現実 | ワーキングママ&起業家の日々の暮らしブログ

ワーキングママ&起業家の日々の暮らしブログ

アメリカでワーキングママ、公務員、そして起業家@和食器屋の三足のわらじを履くたもものつぶやき。

子供を持つ前、そしてまだ赤ちゃんだった頃によく思っていたこと、それは「ご褒美で子供を釣るような真似はしない」ということ。お手伝いをさせたかったらおこづかいをあげるのではなく、家族の一員として家事をするのが当然だと教えるべき。勉強させたかったら後ほどプレステで遊ぶ時間を与えるのではなく、勉強が将来にどう役立つのか教えるべき。そんなことを思ったり、ときに豪語したりしてましたが、現実は、、、褒美使い放題(恥)!



そりゃーね、そういう理想論を実行するのが一番いいのは分かってますよ。ただそんなことに費やすエネルギーはないのが現実。とにかくこなさなければならない仕事量が多すぎるので、順々にこなすだけで精一杯、こなし方なんてはっきり言ってどうでもいい。

子供たちは日本語幼稚園と小学校の夏休みに入りましたが、日本語の勉強は続けさせたい。ただギョロは「ギョロのクラスメートは誰も勉強しないんだよ。だってまだキンダーだから。」とかぶつぶつ言い出しているので、シール作戦。お勉強シールと本読みシールを台紙にはっていき、10個ずつたまったら欲しかったプレゼント(髪につけるピンだそうです)を買ってあげると約束しました。ピンごときで毎日日本語勉強してくれるんだったらいくつでも買ってやるぜ。

こんなのはいいほうで、「お片づけしたらプリキュアのテレビ観ていいよ」「宿題全部終わったら好きなDVD選んでいいから」と、我が家では毎日見せないテレビは子供たちにとって最高のご褒美。

本を読んで欲しかったら「○○ちゃんはこの本にはまって、全部読めたらしいよ」と近所の友達までだしに使って難しめの本を読ませたり。「○○ちゃんはもうプールのはじからはじまで一人で泳げるんだってよ」とカナヅチを克服させたり。チャレンジ精神を鼓舞するのには周りの友達をだしに使いまくり。

うちの子たちは怖がりなのであまりしませんが、時に脅すのも効果的。「歯磨きちゃんとしないと歯が真っ黒になるんだよ」「間違ってマミーに英語話したらプリキュアのDVD捨てるからね」「勉強しないと大人になってできるお仕事なくて、お外で寝泊りすることになるんだからね」などなど、なんてひどい私。

あ~違うのに!お勉強するのは将来自立して自信と誇りを持って生きていくため。本を読むのは視野を広げて感受性を豊かにするため。部屋を片付けるのは身の回りも仕事も家事もオーガナイズするのが成功への鍵だから。日本語を勉強するのは自分のルーツを知り国際人になるため。家事を手伝うのは家族とは助け合うためにあるものだから。でもこんなことを説明したためしがない!

もうちょっと子供たちが大きくなって、育児がひと段落したら、私が言いたかった本当のことを伝えなきゃって思います。