タイムシート | ワーキングママ&起業家の日々の暮らしブログ

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アメリカでワーキングママ、公務員、そして起業家@和食器屋の三足のわらじを履くたもものつぶやき。

最近うちの部署でオンラインのタイムシートのシステムが導入され、今までエクセルで出していたステータスリポートにとってかわりました。


幼稚園のインターナショナルウイークで、好きな国旗を書きました。なぜか日本が人気。

職員がどのプロジェクトにどのくらいの時間を費やしたかを知るのが目的。そうすれば将来プロジェクトプランや採用プランに役立つだろうということで。だから毎日タイムシートをブラウザに開けっ放しにしておいて、ひとつの仕事をするごとにそこにインプットするようにしています。細かく勤勉な日本人の私にとっては全く苦痛でありませんが、まわりにはめんどくさがってる人多数。

問題が起こったのが一昨日のこと。同僚のベリンダが「ちょっと聞いてよ」と憤慨した様子で私のオフィスに入ってきました。彼女は先週40時間のうち、タイムシートには実働28時間分の記載しかしませんでした。28時間は本当に働いていて、でも残りの12時間は数人の仕事待ちをしていたウェイトタイムで、特にやることがなかったと言います。それを正直に書いて出したら直属の上司が「12時間働かなかったなら、有休申請して」と彼女のタイムシートをリジェクトしたそう。「私にウソの時間を記入してほしいの?それだったら正しいプロジェクトプラン作る上で何の参考にもならないじゃない!」と。まぁ、それは一理ある。

一緒にいた別の同僚はそれを聞いてこんな話をしました。彼の以前の職場で同じタイムシートのシステムがあったそう。でもそこでは正直に本当に働いた分だけ書き込むように指示されたそう。その結果1日8時間の業務時間のうちの実働平均は5時間半だったらしい。かと言って1日3時間近く遊んでいたのかといえばそういうことでもなくて、例えば廊下で仕事関係の事で立ち話をしたり、細々したメールに対応したり、誰かの質問に答えたりってしてるとあっというまに1時間以上過ぎるし、人間8時間ぶっ続けで集中するのは難しいので、途中コーヒー買いに出ることもあるし、私用の電話をすることだってある。私たちとは桁違いの年収のお偉いさんたちならそれもなしにがっつり働きますが、私たちのレベルでそこまでする人はいないんじゃないかな。特に公務員ともなると。。。

私の場合はずっとコンサルタントだったので、タイムシートの記入した時間=クライアントにチャージするお金だったので、40時間だったらそれ以上はあってもそれ以下は絶対に記入しませんでした。タイムシートも目的によって記入のしかたが全然代わってくるということ。

ただ、、、週に12時間のウェイトタイムは多い気がしないでもない。特に私の持つスキルってどこへ行っても重宝されがちなので、優先順位は低めでもメインの仕事以外にやることは山ほどある。私なら12時間もあったらそういう仕事にとりかかるだろうな。ベリンダ本人には絶対言わないけど。

そのベリンダ、ここに長くいるので、うちの部署のトップの面々と家族ぐるみの付き合いをするほどの仲良し。この件もいつものようにトップに持っていき、トップが「タイムシートは正直な実働時間を記すように。必ずしも週に40時間にならなくてもいいから」と全職員にお達しのメールが届きました。

まぁ、小さいことだからどうでもいいんだけど、私がトップならこの対応はしないな。もし12時間のウェイトタイムは何もしなかった、とタイムシートに書いたのがベリンダでなくて私だったら、きっと責められるのは私だと思うんですよ。「どうしてその間別の仕事をしなかったのか。せめて何かできることはないか直属の上司に聞かなかったのか。」と。でも親友である部下を守るために全職員巻き込んで、ベリンダの直属の上司を責めてまで、対応する姿勢は良い印象は与えませんから。

というわけで今日も私は実働8時間をタイムシートの記入するのであります。