『葡萄の木』 | Tammy オフィシャルブログ Powered by Ameba

『葡萄の木』

24歳の私が唄ってた曲。

TAMAMIでデビュ-して、2枚目のシングルの2曲目

いったい歌詞を何回書き直したやろ。

本当を唄うのが恥ずかしくて、本当が解らなくて、

人が怖くて、でも、負けたくなくて、現実を綴って、希望を唄った。

言葉の深さを必要以上に意識していたな(^-^)

でもね、この時は今よりずっとずっと前。

今の私では無い。

この曲をとても褒めてもらえて、大切な仲間と録り直したりもした。

でも、この時の唄はこの時だけなんよね(^-^)

強がりな、子供のような唄い方。

でも、真っすぐやったな。

大事な事忘れたらアカンな。

周りの人からは、『子供さんを想って作った唄ですか?』と聞かれます。

その時は何もかも必死で、何がどうかとか、正直解ってなかったけど、今はね、聴く人が感じてもらうものだなって、想ったりします(^-^)

でも、その当時の私は子供をそんなに想えてなかったはず。。

なのに、今唄うととても心がこもります。

不思議、歳をとるって凄いな。

そして、10年以上経ってもこの曲を良いと言ってもらえるのも嬉しい。。

すいません、手前味噌ですが、懐かしい余りにアップします

あるはずのない、葡萄の木

蔦ならあるけどね、何でだか、木でした。

良ければ。。♪






● 葡萄の木 / TAMAMI      

否定の海で溺れてた私を助け出してくれて ありがとう
涙の味する苦い雨の中もずっと一緒にいてくれて ありがとう

『カルマを背負って 徳を感じて』
知らない誰かの言葉を借りて 私にあてれば
『どの苦しみも 夢の一部だった』

けだものだらけの森の中へ一緒に向かってくれて ありがとう
あなたにとって見えにくい 私の落とし物を探してくれて ありがとう

ゆっくりこの庭を歩いて 二人でもたれたブドウの木には
あなたと私の傷が深く強く刻まれている

新しい命が今また何処かで生まれてる
静かな足音に 耳を傾ける
育ったこの木に登り目印を見つけたら
生まれ変わって 裸足で次への旅に出る


消えてしまいそな静かな夜に髪を撫でてくれて ありがとう
うずくまって動けずにいた私の背中を押してくれて ありがとう

知性と心の狭間で迷い 一度は全てを無くしてしまって
あなたを通じて身近な愛が大切と気づいた

新しい命が今また何処かで生まれてる
静かな祈りに 引き寄せられる
育ったこの木に登り目印を見つけたら
生まれ変わって 裸足で次への旅に出る

鳥の声が聞こえる なんて懐かしく こんなに痛々しいんだろう
でもそれは遠くで響き どんどん大きくなって 雲の中に消えてく
風に抱かれながら 

新しい命が今また何処かで生まれている
静かな足音に 耳を傾ける
育ったこの木に登り目印を見つけたら
生まれ変わって 裸足で次への旅に出る

2000年
作詞、作曲/Tammy(TAMAMI)