手術痕のケア

 

手術の翌日から、自分で痔核手術のキズのケアをすることに慣れなければなりません。

 

手術前に、「入院セット」と言って、

 この業界では有名(?)なZパッドと、

 7.5cmX10cmくらいの傷保護用ガーゼ、

 固定用のサージカルテープ

を支給されます。

これを下記のように重ねて サージカルテープで自分でおしりと太ももにうまく固定するようにと・・・

私は手先が異常に不器用でガーン、テープが丸まったり、結局入院中に成功したことがありませんでした。 

 

テープでくっついていなくても、

伸縮性の包帯のような生地でできたボクサーパンツも支給されるので、

上からそれをはけば、ずれることはありません。

 

でも、テープで固定しないと、トイレに行ってボッチャンと水中落下する

危険性があるので、注意ですえーん

 

看護婦さんからは、「滅菌ガーゼにお薬を付けておいて、2時間くらいでお薬が患部に浸透します。そこから取り換えてくださいね。こまめに取り換えて、常に清潔にね」と念を押されました。

 

かなり血のまじった浸出液が出ますので、1日に10回以上取り換えていました。

 

とにかく何度も言われたのは、「とにかく保温と清潔です」ということでした。トイレに行ったら、患部をウォシュレットできれいに洗い、水で湿らせたガーゼでおしりを拭く!患部に排せつ物がちょっとでも残っていると激イタイと看護師さんに脅されて(?)いたので、ここがポイントかも指差し

拭くって書きましたが、こすっちゃダメなので、患部にそっと当てて、ゆらすようにして汚れを吸着する感じで、とのご指示。

 

そして、朝・昼・晩と座浴(ベビーバスやたらいにお尻部分だけがお湯につかるようにして入ること)してお尻を温める!温めると痛みがかなり軽減されるので、座浴(あまりにその時間が楽しみすぎて”The・浴笑”くらいの感じ)を心の支えにしてました~

 

そのThe・浴なんですが、入院患者さんによって、道具がいろいろで面白かったな~。私は空気で膨らませるベビーバスにしたのですが、意外と空気が抜けるので毎日空気を入れるのがけっこう面倒でした。

病院で借りてる寝間着LOVEのおばさんと違って、同じ入院患者でもTシャツ短パンの日焼け男子は、モノトーンの平たくたためるタイプのシリコンのたらいをさっそうと小脇に抱えて、「いまからサーフィンですか」と言いたげな風情なんだけど、The・浴なんだよね真顔

 

同室の方は「あたしタライを車につんできたんだけどさ、お尻って自分で思ってたより大きくって入りきらないのよ~アハハハ!」と突然のカミングアウト。そ、それは大変かも・・・言葉を失いながらも、そ、それは内径に円周率をかけて、お尻が入る大きさなのか、計算しておいた方が良かったかもしんない・・・と思いました(この認識はあっているのだろうか)。