民山さんのいる風景
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もののふ達の宴 【第一章】

電車と言う名の早駕籠から降りると、そこは那須塩原でござった。どうやら鈍行組は巧の助、宮爺の助と三人だけらしい。
少し遅く来るはずの新幹線という名の駕籠組を待つ間、巧の助は腹が減ったらしく茶屋で握り飯を食らって候。これから披露宴なのに笑止千万。殿中でござる。

しばらくして懐かしい面々、と思いきや、半分ぐらいは一週間前の天尿左右衛門の結婚式の二次会で飲んだ人々。二個上の人々は十年ぐらい振りの人も。バスと言う名の牛車に乗って会場の二毛作会館にいざ出陣。富田裁判官が危険運転致死罪の適用もためらわないような運転におののきつつ、会話が弾みまくりんぐ。合宿みたいでござ候。ゴゴゴゴゴ。

神々の宴 【序章】

先日、太陽神フジサキ・サンが月の女神と結婚されるというので、ちょっと顔を出してきた。

そもそもの始まりはトウキョウ神界のギンザ地区にある神々の集う酒場、「ライオン」だった。あの聖飲み会がなければ私が招かれることはなかったであろう。しかし、詳しくは記さない。

当日妙に早く目が覚めた私は、神的な意味での洗顔と入浴を済ませた。こういった大事な日に、必ずといっていいほどひげ剃りに失敗し、時に聖体拝領されることもある私の血が流れるのはなぜだろう。無意識の緊張と期待で小宇宙が爆発してしまうのだろうか。

ともあれ、久々の聖衣に袖を通して我が神殿を出る。目指すは栃木神界、時間だけは潤沢にあるので行きは神幹線は使わずに。途中でマナを食べるのも兼ね、聖水道橋まで徒歩。トホホ。

時間的な問題もあり、マナ親子丼やマナうどんで有名なホーリーチェーン店でざるマナそばを食らう。無論時間を操ることさえ容易なわけだが、無闇に因果律を歪めることもないわけで。空いていたからか、かなりしっかり冷やされたそばが出てきた。蕎麦の香りなどほとんどしないが、これはこれで良い。

くちくなった腹を抱えて聖黄金水道橋駅に着く。超絶神聖交通系電子マネーPASMOにおもむろに五千真円をチャージして電車聖に乗る。人間界の貨幣を真似する、神々の遊び。

そもそも電車精になど乗らなくてもババッとあれ出来るわけだが、下界の時間で三時間ぐらいかかりやした。途中の宇都宮で喫煙所があって、SJR東日本は全面禁煙じゃないんかいとか、車内でボリショイサーカスの守護神テクニンスキーとかに会ったぐらいだった。

長すぎる序章なんてじょしょうよ、いやよそうよ。第一章に続く。