ドミニカ共和国親善大使のチチ・ぺラルタさんが来店 | 玲月流・篠笛奏者・森田玲のブログ-民の謡(たみのうた)-

ドミニカ共和国親善大使のチチ・ぺラルタさんが来店

■ 京都三条店 ■

本日は、ドミニカ共和国親善大使で、米国グラミー賞ラテン部門も受賞されている音楽家のチチ・ペラルタさんが、国際交流基金の招聘事業の一環で「民の謡」京都三条店にいらっしゃいました。



篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」



篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」

まずは、篠笛の古典曲として、伊勢大神楽の音曲と、岸和田だんじり囃子を聞いていただきました。

続いて日本を代表する「さくら」を二重奏で。


篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」 篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」

日本の音楽事情についての質問に対して、

『篠笛の原点は民俗芸能であり、その担い手は、それぞれの地域の氏子の方々で、いわゆる「音楽」とは異なる。

和太鼓と共に日本を代表する和楽器である。日本の音楽の教科書の内容を、もっと日本寄りのものに変えることができれば・・・』など師匠は話されていました。



前回のザンバさん(マダガスカル)の時もそうでしたが、最後はセッションを求められます。師匠は即興は不得意だといつも言っていますが、複雑な拍子に見事に対応。


篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」 ◎音は→こちら

ラテンの太鼓に合わせた「月に桜」は、素晴らしかったです。



和太鼓を、ご自身で使用される太鼓「タンボーラ」に見立てての演奏です(片手はバチ・片手は掌)。


セッションについて「日本人が演奏する外国の楽器とのセッションはやらないが、外国人が演奏する外国の楽器となら抵抗はない(師匠談)」とのことです。


篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」

みなさん篠笛を気に入って、練習用篠笛を購入されました。サインする師匠。



篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」  篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」

なかなか、男性の和装姿を見ることがないようで、最後は、チチさんとお兄さんは「侍」Tシャツと「侍」キャップを身に付けて、師匠と一緒に記念写真。



同行された国際交流基金の方や通訳の方、カメラマンさんにも喜んでいただけたようです。


外国の方々に日本の魅力を伝えるためにも、まだまだ勉強しなければならないことばかりです。



チチ・ペラルタさんのプロフィールは以下の通りです。公式サイトは→こちら


チチ・ペラルタ氏は、タンボーラ(ドミニカ共和国で、メレンゲ演奏時にかかせない両面に皮を張りの太鼓)奏者として音楽活動をスタートする。1980年代末からファン・ルイス・ゲーラのバンドに在籍。90年代半ばに独立し、『パ・オトロ・ラオ』を発表。その後、2000年に発表したセカンドアルバム『デ・ブエルタ・アル・バリオ』で米国のグラミー賞(ラテン部門)を受賞する。現在、米国及び中南米の音楽シーンで、絶大的な人気を誇るミュージシャンである。


氏は、歌以外にも、作詞作曲、アレンジ、音楽監督、各種パーカッション、キーボードを担当するなどマルチな才能を持つ。従来のラテン音楽に、ブラジルやインド、アフリカ、アラブなどのリズムを取り入れるなど、ルーツ志向の強い壮大な作品作りに定評がある。


2009年には、“Amor Samurai”(サムライの愛)と題するポップ・ミュージックを日本人女性との共演で発表。最近では、日本の楽器も使いながら、両国の音楽融合(フュージョン)を試みる作品を制作している。


2001年 米国グラミー賞ラテン部門受賞

2006年 米国グラミー賞ラテン部門ノミネート

※1998~2001年ヨーロッパ・米国・中南米など10カ国以上で、ゴールドディスクを獲得。他、受賞・ノミネート多数あり。



篠笛・和太鼓の「民の謡(たみのうた)」


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