月下美人の葉に宿る雨のしずく

 

 

 

 

 

梅雨さなかですね。

 

「雨の日には雨の俳句を」とよく口にされた先師のお言葉を

思い出し、そうだ、雨の日は雨の写真を撮ろうと、

カメラを持って、雨の庭に出ました。

 

宝石のようにキラキラ光る雨の粒、本当に美しく

ずっと見ていても飽きることがありません。

 

上手下手は別として、真ん中の3枚目の写真が好きです。

「きれいきれい」と自画自賛もいいところです。(笑)

 

梅雨時の湿気は困りものですが、雨そのものは

嫌いではありません。

里山のいろいろな変化を見るのも楽しみの一つです。

梅雨霧が立ち込めて、景色そのものをすっぽりと

包み込んでしまったり、ある時は、山のあちこちに靄が

煙のように立ち昇る様子など、初めて見たときはもちろんのこと、今でもいい眺めだなあと感動しています。

 

暑さの苦手な私には、涼しいということが一番有難く、

蒸し暑い梅雨の日は最悪ですが、今のところは

涼しくて気持ちよく過ごせています。

 

梅雨の向こうに待っているギンギラギンの

夏の日を思うと、今から頭がくらくらします。

 

カササギ

 

歩いていると、以前よりもカササギをよく見かけます。

 

それも、カップルで歩道を歩いたり、公園の中を歩いたり。

そうそう、我が家の庭でも見かけてびっくりしたことがあります。

 

姿は見ても、あの巨大な巣を今年はまだ見ていません。

どうしたのでしょうね。

ちょっと気になっています。

 

明日も降るなら折り紙で鶴でも折りましょうか。

毎年シニアの会で七夕飾りを作ります。

折鶴と短冊に俳句を書くことくらいしか

できませんが、一年に一度の行事に、楽しく参加

したいと思います。

 

 

 

 

鶴折つて梅雨を楽しく過ごさばや

 

梅雨籠古きピアノに触れもして

 

疎まるる梅雨にも紅く咲く薔薇(そうび)

 

夏の夜の夢路へ誘ふ雨の音