散歩道の今日の桜

 

 

徒歩5分の公園の桜

 

 

 

世の中は三日見ぬ間の桜かな    芭蕉

 

花の雲鐘は上野か浅草か      芭蕉

 

咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 髙濱虚子

 

人体冷えて東北白い花盛り     金子兜太

 

 

川端でたった一輪の初花に逢ってから、四日経ちました。

あの時の桜とは違いますが、このあたりはもう何処を歩いても

桜の開花がかなり進んでいます。

 

毎日雨ばかり、今日は無理に用事を作り、傘を持って

歩きに出かけました。

 

利休梅、桃の花、辛夷の花、マンサクの花、馬酔木など、

様々な花が咲き揃い、この雨が止めば桜も見ごろを迎えることでしょう。

 

 

願はくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ    西行

 

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  在原業平

 

久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ    紀友則

 

人いさ心も知らず故里は花ぞ昔の香に匂ひける      紀貫之

 

いざ子ども山辺に行かむ桜見に明日とも言はば散りもこそせめ  良寛