鵲(かささぎ)

 

川の向こうに特急列車が走っています。

 

 

今日は又ウオーキングをサボりました。最近の私は

かなりいい加減になり、そのことを悔んだりもしましたが、

今は、あまり気にならなくなりました。

 

でも、昨日は町の郵便局を往復し、8500歩も歩きました。

用事はいつも決まっています。

生活費の引き出し、送金、切手購入などです。

 

町の真ん中を横切る川に沿って歩きます。

いつの間にか、菜の花が満開。並木の桜のつぼみも

大きく膨らんでいます。

 

変哲もない眺めですが、季節ごとに目をたのしませてくれる、

川岸の景観が大好きです。

 

その日の気分によって帰途を選びます。

昨日は小学校の坂道を曲がり、

いつものコミュニティーロードに入りました。

 

町のボランティアの皆さんが御世話をされていて、

いつも何かの花が咲いてゐます・

 

昨日は、「黄水仙」が目立ちました。

白い水仙は冬の季語ですが、

黄水仙は春の季語です。  

喇叭水仙からミニの黄水仙まで、明るく華やいでいました。

 

そうそう、そういえば、昨日懐かしいワンちゃんに逢いました。

 

以前、私の傍に立ち止まり、動こうとしなかったあの

美しいゴールデンレトリバーです。

 

切れ長の目の何処となく気品のある立派な毛並みのワンコ。

 

その子は昨日もやっぱり立ち止まりました。

私は軽く手を振って歩を止めませんでした。

「どうしたの?」と後ろで飼い主さんの声が2,3回聞えました。

 

何処の何方のワンコなのか、全く知りませんが、気にかかります。

もう3、4年ほども会っていないのに、私の匂いを覚えていてくれたとは

驚きです。

 

今度会ったら「もしかして、あなたは富士子なの?」と聞いてみようかな。

 

亡き愛犬富士子は、小型犬なのに、大きなワンコが大好きでした。

シェパードにもすり寄って行き、私の方がひやひやしたものです。

 

逝って15年にもなるのに、思い出すとまだ切なくなってしまいます。

 

彼岸月ももうすぐ。

彼岸西風とか、涅槃西風など3月の季語を入れて俳句を作らねば。

そうだ、明日は土筆を探しに農道を歩いてみましょう、

 

 

一つ成しあとは怠惰な二月尽

 

足早に逃ぐる二月を追ひもせず

 

日の当たる土なほ灯し黄水仙