材料不足のため分野別に現在の栽培状況を撮って載せることにし、昨日までに

風蘭、ミヤマムギラン、クンシラン、カンアオイを取り上げました。

残っているセッコクについては、6月5日に「セッコク 外棚での配置状況」で

現況を詳しく載せていまして、内容が重なることから今回は取り止めます。

後日別の切り口でセッコクを取り上げることにし、本日は別の内容にいたします。

 

3/7に「パーマネント」の親木から外れた根無しのちっちゃな子株を入手しました。

株元をミズコケで包み、播種・育苗に使う小さい角型スリット鉢に植え込んだところ、

その後2ヶ月ほど経って株の活着・成長に気付きました。

その様子は5/9に「クンシラン パーマネントの根無しの幼株」で記事にしています。

昨日その株の鉢抜きを行って、発根の様子を実際に確認しました。

 

親木から外れた根無しの「パーマネント」    3月8日に撮影

葉幅が広いダルマ系で、葉の1枚だけが巻いていました。

ニュージーランド産のミズコケで株元を包み、カタン糸を巻いて固定し、

まわりにペルー産ミズコケを詰めて角形スリット鉢に植え込みました。

ミズコケの量を少なくして、上面を下げて深くしています。

コンポストの過湿を避けながら、株元を乾かさないようにこのようにしました。

 

しっかりと活着した最近の株     6月22日に撮影

へらを挿し込んでコンポストを鉢から抜きます

太い根が1本、鉢底近くまで下りていました

裏返すと反対側にも底に近い位置に根が見えました

下にニュージーランド産、上にペルー産のミズコケを使っていました。

 

鉢底に嵩上げ用のニュージーランド産ミズコケを詰めます

ペルー産の湿らせたものがなくてこのようにしましたが、どちらでも使えます。

クンシランは成長が速く、大株になるので、基本は安価なペルー産を使います。

 

コンポストをしっかり押し込みます

枯れた葉の先端部を切除して裏側の横から見た株の姿

葉幅の広いダルマ系の株は葉を巻き難いのですが、この株は成株になっても

そこそこに巻くのではないかと期待しています。

ミズコケ植えでは、コンポストを崩さずに抜いてまた元へ戻すことができます。

根あらための他に同じ鉢で底にミズコケを増量することを頻繁に行っています。

大きい鉢への切り替えでは、抜いたコンポストのまわりにミズコケを巻きつけて

差し込みます。茎の短いペルー産より長いニュージーランド産がやり易いです。

土粒植えではこれらの作業が植え直しになるので、手間が掛かります。

 

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