昨年からクンシランの珍種「パーマネント」の実生からの作出に挑戦しています。
2023/1/14にミズコケ培地の鉢に一粒ずつ播いた「パーマネント」の種15粒から
11粒が4月以降に発芽し、その後の成長の記録をこれまで記事にして来ました。
播種後に約1年経った状況を本年2/2に「実生苗の判定と今後の処置」、
2/15に「実生苗からパーマの出現」、3/27に「実生からパーマネントの出現」と、
これまでに合わせて3本の記事にまとめています。
11本の実生苗の中から出現した、本来のパーマネントは当初1株だけでしたが、
その後新葉に強い巻き性を示す株が順次出て、3/27には3株がパーマネントの
可能性が高いことが分かりました。
その後50日近い日が経ってあらためて見てみると、成長の一番遅れていた株が
自然に巻き始めていることに気付きました。
パーマネントと可能性の高い株 計四点 5月14日に撮影
左上が最初に発現したパーマネント株、右上が今春にパーマと確定した株、
左下が今春に新葉の巻きを確認した株、右下が最近巻きを確認した株
パーマネントにならなかった7株
弱い巻き性を持つ株もありますが、いろいろと細工しても巻ききれませんでした。
四株の左下の株をアップ 2枚目が自然に強く巻き、3枚目もこの形なら行けます。
四株の右下の株をアップ 直葉の二枚目の後の葉が自然に巻き始めました
この株は発芽後にいじけた状態が続いてなかなか大きくなりませんでした。
よく見ると一枚目に巻き性があります。二枚目には強い縦皺が入って葉が硬直し、
巻けなかったものと思われます。
これまでの経験から見ると、三枚目は今後自然に巻いて行くと思います。
発芽に関する最終のデータ
発芽率 11/15*100=73.3%
発芽株のパーマネント出現率 4/11*100=36.3%
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