春の彼岸が過ぎてもまだ北風が吹いて、うすら寒い日が多くなっています。

昨日の午後から雨模様になり、この2~3日は冴えない天気が続きそうです。

最近は温室内の植物からブログの材料を見つけるのに苦労していまして、

本日は庭の肥後椿の花を取り上げることにしました。

 

肥後椿の紅花   3月23日に撮影

肥後椿は江戸時代に肥後(現在の熊本県)の細川藩の園芸好きな藩士たちが

作り出した椿の名花です。彼らは椿だけでなく朝顔、菊、山茶花、芍薬、花菖蒲を

合わせて肥後六花撰を作り上げました。

肥後椿の特徴は大輪で、蕊(しべ)が大きく開き、赤、紅、薄紅、白、紅白の絞りなど

花色が多彩なことが挙げられます。朝の陽射しに蕊の花粉が黄金色に輝くように

見える時はことさらきれいです。

昔熊本へ仕事で出張することが多く、肥後椿の苗木を扱っていた園芸店の親父と

親しくなりました。ちょうど家を建てる時期だったので、苗木を送ってもらいました。

 

たくさん花の着いた肥後椿   二階レベルの温室から撮影

道路側から撮影した同じ木

今年はこの木に多くの蕾が着きました。例年はヒヨドリが蜜を吸いに来ますが、

今年はその前に強い北風が吹き荒れて花弁が傷んでしまいました。

一本の木に紅花と紅白の絞り花が咲きます。

 

 

木陰で咲く別の木の肥後椿

 

 

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