昨年9月24日の京葉古典植物愛好会の競りでトキワシノブの大株を入手しました。

シダやシノブ類には興味がありませんでしたが、セミプロの栽培者が交換会の

競りに大量に出した株があまりにも安価で、この株を800円で買ってしまいました。

これより小さい株は500円で、全体的に半値以下の投げ売りのようでした。

寒くなるまで玄関に置いて時々水をやっていましたが、12月になってから温室の

棚下に放置していたので、いつしか関心も薄れていました。

 

最近になって手に取るとカラカラに乾いていても葉は青く、枯れていませんでした。

ネットで調べると、中国が原産地のこの着生植物の植え替え適期は1~2月で、

今は絶好のタイミングと分かり、早速植え込み資材を揃えて取り掛かりました。

 

最近の株と鉢抜き後の姿   1月23日に撮影

 

鹿沼土を主とした土粒を敷いた上にミズコケで植えてあり、根はミズコケの中で

繁茂していました。風蘭やセッコクと同じ着生植物で、よく理解出来ました。

 

ミズコケを除き、徒長した枝をカットして水洗後の姿 1月25日に撮影 以下同じ

元株を従来の鉢に、カットした徒長枝は集めて小さな平鉢に植えます

カンアオイ用の赤玉土の多い中粒を鉢に七分目の高さに敷きます

元株を逆さにして凹みにミズコケを盛り付け、土粒を敷いた鉢に伏せて載せます

元株の周りにミズコケを詰めながら全体の形を整えます

土粒の上にミズコケを敷いてカットした枝を横たえます

鉢の上面にミズコケを敷き詰めて2㎜径のアルミ線2本を使って枝を押さえます

ハンドスプレイで各鉢のミズコケを濡らして植え込みが終わりました

朝陽が少し射し込む棚下に、しばらく置いて様子を見ることにします。

-5℃以下にしなければよいとのことで、元来丈夫な植物のようです。

 

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